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バーチャルマーケットなどを手掛ける株式会社HIKKYが、インターネット関連事業を手掛けるカラメル株式会社と共同で合弁会社「株式会社HIP」を設立しています。
設立は今月12日(水)付けで、同社はXR領域における新しいマーケティングソリューションの提供を手掛けていきます。
<合弁会社概要>
・名称:株式会社HIP
・所在地:東京都渋谷区
・代表者の役職・氏名:代表取締役社長 渡辺 淳之介
・事業内容:XR領域におけるマーケティングソリューションの提供
・資本金:5千万円
・設立年月日:2023年4月12日
・決算期:3月期
・出資比率:株式会社HIKKY:70%、カラメル株式会社:30%
HIKKY社によると、今回の合併会社は
従来のマーケティング手法では実現しなかった企業消費者間のコミュニケーション形成
を目的にしているということで、HIKKY社に蓄えられたメタバースにおける知見と、カラメル社の保有するマーケティングノウハウ・技術力を組み合わせて、リアルやバーチャルといった空間を超えた新しい広告体験の提供やデータを活用したソリューション提供などを行っていくとしています。
また今回の設立にあたって、カラメル社代表の渡辺淳之介さんは、
「カラメル、HIKKY双方の知識と情熱を傾け、人も企業も未来もワクワクする、そんな新しい時代のマーケティングスタンダードを作るべく挑戦してまいります。」
と述べており、またHIKKY社CEOの舟越靖さんは、
「これまでのパートナー企業やクリエイターさん達とR&Dから具体的な事業までを共にして、これまでのノウハウを実装したシステムを社会に提供していきたいと思っています。」
とコメントしています。
HIKKY社・カラメル社で共同開発している広告ソリューション「Parad(パラド)」の販売や、メタバースプラットフォーム事業者への導入推進が計画されています。
この「Parad」は、バーチャル空間内でユーザーが触れるコンテンツ自体を広告として配信できるソリューションで、HIKKY社がこれまで実施してきたイベントにおける体験設計のノウハウが活用されており、広告自体をユーザーが見て触れて楽しめるような、ユーザーと企業間のコミュニケーション接点を提供していきます。
まずはVket Cloudにて構築された空間への先行導入が予定されており、その後は順次他社プラットフォーム事業者への導入推進も行われていきます。
ここでは、メタバース空間での体験とWebやリアルでのアクション、データをクロスさせた立体的なマーケティング支援を企業向けに行っていくということで、顧客がそれぞれのチャネルの違いを意識することなくスムーズに一連の体験を行えるような導線設計や、コンテンツ作成からタッチポイント毎での集客最大化支援など、企業と顧客のより良いコミュニケーションや消費購入体験が実現できるマーケティング支援が実施されていきます。
この事業では、VRに限らずARやMRを含めて、HIKKY社やカラメル社のパートナーが保有する技術も用いながら、XR領域における新規マーケティングプロダクトの開発が行われていきます。
具体的には、HIKKY社がこれまでのイベントを運営する中で蓄えてきたデータを基にしたソリューションの提供や、消費者が日常の生活で生じる手間をバーチャル上で解決するサービスなどを、toB・toC両面で今までにはなかったプロダクトの企画や開発を行っていくということです。
株式会社HIKKYとカラメル株式会社が今月12日付で、合弁会社「株式会社HIP」を設立しています。
同社では、XR領域における新しいマーケティングソリューションの提供や開発の事業が計画されています。
これからどんなサービスが開発されていくか、世界中の注目を集めそうですね。
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