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VRChatはMetaQuest2などのVRゴーグルのほか、通常のディスプレイで非VRコンテンツとして利用できるPC版もあります。
今回の発表の中心となったのはAndroidアプリですが、モバイル版はこのPC版と同様にフラットスクリーンでの非VRでの利用が中心です。
VRChatのコンテンツはAndroidをベースにしているMetaQuest2向けに開発されているため、AndroidアプリでもQuest2向けコンテンツは利用できると説明されています。
このAndroidアプリは、有料サブスクリプションサービスの「VRChat Plus」の加入者のみが利用可能で、UIとUXをブラッシュアップするためのベータ版として3〜4か月を目処に提供される予定です。
また、Google Playでの本格的な一般公開は、ベータ版のリリースから3〜6か月後が予定されています。
Android版のロードマップははっきりしている一方で、iOS版はぼんやりとしている状況です。
VRChatのiOSアプリはAndroidアプリのリリース以降になるとされており、詳細は後日発表されます。
というのも、iOSはグラフィックのフレームワークが異なるため、コンテンツをiOS用に作り直す必要があり、より複雑になるとのことです。
また、iOSへの対応により、VRChatの世界は、これまでのPCとQuest(Android)の2つのプラットフォームから、3つのプラットフォームにさらに分かれることになります。
VRChatの運営は、プラットフォームごとに利用できるコンテンツに差が生まれるこの状況について「理想的ではない」としており、さらなる開発を示唆しています。
VRChatのモバイルアプリ版が発表されました。
スマホでもVRChatに入ることができるようになるため、より身近なSNSとして利用できるようになります。
とはいえ、モバイルでフラットスクリーン版を提供するソーシャルVRアプリは、VRChatが初めてではありません。
例えば、競合の「Rec Room」は、Quest、PSVR、SteamVRヘッドセットでのVR対応に加えて、非VRのiOS、Android、Xbox、PS4/PS5という最も幅広い対応デバイスのネットワークを提供しています。
今回のVRChatはこうしたライバルの動きを受けてのモバイル版開発と思われます。
ジャンルに関わらずライバル同士が切磋琢磨することでよりユーザーフレンドリーになっていくのは理想的な形ではないでしょうか。
さらなるVR企業同士の健全な競争に期待したいですね。
参考:‘VRChat’ Now in Development for Android and iOS Devices[Road to VR]
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