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「バーチャルマーケット2022 Winter」は、昨年の12月3日~18日にVRChatの特設ワールドで開催された世界最大規模のメタバースイベントで、今回も多数の企業・サークルがVRコンテンツやリアル商品を出展し、アバターとなって世界中から集結した来場者が、それらを体験したり購入したりして楽しみました。
9回目の開催となる今回、
企業・IP約70社
一般サークル540サークル
が出展しており、企業出展会場として
パラリアルパリ
パラリアル名古屋
パラリアル札幌
の3会場と一般サークル出展会場20会場、企業出展ブラウザ(Vket Cloud)6会場の計29会場が展開され、世界中の来場者数述べ100万人以上を記録しています。
またTwitterなどのSNS上でも、仲間と一緒に会場内のギミックや出展ブースでの買い物・体験を楽しむユーザーの投稿が多く投稿され、大きな賑わいを見せています。
今回はボカロ大手のヤマハや初となる省庁の出展などがあり、特にヤマハのブースではメタバースライブを大勢の人が楽しみました。
また会場内ではモニュメント前で撮影を楽しんだり、パラリアル札幌の台の上に乗って自分が雪像になる仕掛けを楽しんだりと、各々がメタバースならではの体験を満喫しています。
今回のVketでは、リアルとの連動施策や自治体によるVR活用などの出展が、多数展開されています。
初の出展となるJR東海・ジェイアール東海エージェンシーは、実際のJR名古屋駅をメタバース上に再現した「バーチャル名古屋駅」を展開しました。
ここでは、「リニア中央新幹線(L0系改良型試験車)」や「東海道新幹線(N700S)」のバーチャル乗車体験など、メタバースならではのコンテンツが注目を浴びたほか、実際の名古屋駅のコンコースでは、バーチャル名古屋駅の全コンテンツをVR機器を装着して体験できる「メタバース体験会」に、人気VTuberたちとモニター越しにリアルタイムで交流できるイベントなどの、リアルの名古屋駅とバーチャル名古屋駅を連動させた企画も実施され、リアル・バーチャル共に連日多くの参加者でにぎわいを見せています。
さらにバーチャル名古屋駅は、ABEMA Primeニュースでも取り上げられています。
大丸松坂屋百貨店の出展では、前回大好評だった「メタバース上で働くアンバサダー」施策が今回も実施され、期間内は15名のアンバサダーがシフト制でメタバース接客を行いました。
アンバサダーとのコミュニケーションによって商品を購入した来場者も多く見られたということで、ファン獲得や売上向上にも繋がったと見られています。
また初の試みとして、食品だけでなくアートや寝具の取り扱いも実施され、バーチャルで展示されている寝具を見て気になった商品は、大丸東京店で現物を見て購入することができるようにし、さらにVketをきっかけに来店した客にはピローミストをプレゼントするという企画も好評を得ています。
ビームスのブースでは、毎回好評の社員によるバーチャル接客が今回も実施され、バーチャルショップのモデルとなったBEAMS HARAJUKU(東京都渋谷区)の店内にはバーチャル接客拠点が設けられました。
ここでは、社員約40名が交代でバーチャル接客を行い、さらに店舗内では、Herman MillerのチェアやLogicool Gのギアで仕上げたゲーミングライフスタイル空間を開放したVR体験会場も設置されています。
会場では、VR機器を持っていない来店客にビームスバーチャルショップを体験してもらったほか、バーチャルショップで出会った来場者にリアルでも会える場所として、多くの賑わいを見せています。
コスメブランド業界から初出展となるマリークヮント コスメチックスは、「年齢や性別にかかわらずコスメやファッションを楽しんでいただくこと」をテーマに、ブランドアイコンのデイジーが光輝く華やかなブースを展開しました。
ブースでは、フォトブースやカラフルなコスメアイテムが並ぶ観覧車型の商品棚、年代別のメイクが楽しめるコンテンツが提供され、期間中は来場者から1万5000件以上のツイート投稿が行われています。
また、ブランドスタッフによるメタバース接客や公開取材も実施され、リアル店舗でもデジタルサイネージを活用してメタバースでの新しい取り組みについてのPRが行われています。
自治体として出店した焼津市では、メタバースを活用して焼津市の魅力やふるさと納税をPRしました。
ブースでは、実際の市職員がアバターとなって参加し、ブースに立ち寄った来場者にふるさと納税の制度や地域産品の紹介をするVR接客を実施したほか、やいづ親善大使の青木詩織さん(SKE48)・三浦愛さん(釣りガール)の両名もVR接客に挑戦しています。
ブース内に設置された、ふるさと納税限度額がわかるシミュレーターの起動数も多かったということで、ふるさと納税をあまり詳しく知らない20代・30代男性にふるさと納税をしっかりPRできたと見られています。
昨年12月に行われた「バーチャルマーケット2022 Winter」の、開催レポートが公開されています。
今回はJR東海のバーチャル名古屋駅など、リアルとの連動企画が多数展開され、今回も世界中から多くの来場者数を記録しています。
次回の開催にも、より多くの注目が集まりそうです。
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