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「メタバース安全伝承館」は、社員の安全意識の向上を目的として、明電舎・沼津事業所内に設置された「安全伝承館」のメタバース版です。
「メタバース安全伝承館」には、バーチャルキャストグループと明電グループで共同開発し、2022年5月に発表された「メタバース安全体感教育」の実績を応用した内容を展示しており、現実の安全伝承館の機能をメタバース上で再現しています。
受講者は、VRHMDがあれば、場所の制約を受けないメタバース上で参加者複数人で意見交換をすることもできます。
また、国内製造現場はもとより海外現法含めて全社員の参加を可能にしています。
本施設は、過去に明電グループで発生した災害や事故の事例を風化させることなく、語り継ぎ、学び、そして安全を考える場とするために開発されました。
災害経験者が自らの思いを語り、それを知ることで、災害の悲惨さと安全確保の重要性を伝える教育施設として運用されています。
・災害件数の推移や安全への取り組みに関する年表
・過去の事故の概要や原因、再発防止対策のパネル
・災害経験者のインタビューや安全啓発の映像
リアル館、メタバース館どちらにも次の共通の特長があります。
各コーナーに展示されたタッチパネル式の音声ガイドで説明を聴き、理解を深めることができます。
明電グループで発生した災害をもとに作成された動画を上映し、災害の発生原因、被災者の思い、対策などを学ぶことができます。
映像と被災者の生の声をしることで、「労働災害を二度と起こさない」気持ちを強く喚起します。
受講した明電グループ社員の「安全への誓い」を絵馬として展示しています。
安全伝承館で見て感じたことをこれからどのように活かしていくのか、未来の自分へのメッセージを残すと同時に、労災ゼロを目指す誓いの場となっています。
メタバース版では、パネル展示されている事故事例をCGで再現しており、発生事象を視覚的・直感的により深く理解できるよう工夫されています。
参考:VR安全体感教育 WEBサイト
※コンテンツ動画など詳細を閲覧することができます。
「安全伝承館」は、社会インフラ・産業システムに特化した重電メーカーである明電グループが、2020年に社員の安全教育の場として、沼津事業所内に開設されました。
これまでに、来場した明電グループ社員数は延べ890人を超えています。
しかしながら、遠方の拠点からは現地での体験学習は難しく、さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、受講者数は伸び悩んでいました。
この課題を解決するために「メタバース安全伝承館」は開発されました。
バーチャルキャストグループと明電グループは共同で「メタバース安全伝承館」を開発しました。
2020年に開設された明電グループの「安全伝承館」のメタバース版で、コロナ化や海外の拠点からも学習が可能なように開発されています。
「社員向け安全教育の強化を目的」としているため、一般公開はされていませんが、様々な業種においても安全教育の場となりそうな素晴らしいコンテンツとなっています。
ソース:プレスリリース[@Press]
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