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同社は2018年にMRヘッドセット「Magic Leap1」を一般消費者を含むクリエイティブ志向のユーザーに向けてリリースしました。
その点、「Magic Leap2」はプロフェッショナルや開発者向けに設計されているのが特徴です。
価格は3,299ドル(約45万円)が基本となっており、ユーザーの属するグループごとに以下の3つのバージョンが用意されています。
・3,300ドル(約45万円)
・1年間の保証
・4,100ドル(約56万円)
・1年間の保証
・開発者ツール、サンプル製品、エンタープライズグレードの機能、および「開発とテストを目的とした毎月の早期リリース」へのアクセス
・5,000ドル(約69万円)
・2年間の保証
・エンタープライズ機能とアップデートへの2年間のアクセス
・エンタープライズUEM/MDMソリューションを介して管理可能
この基本価格はマイクロソフトのHoloLens2(3,500ドル)を200ドル下回っており、Magic Leap2がHoloLens2の代替品としてのポジションを狙っていることを示唆しています。
公表されているMagic Leap2のスペックは以下の通りです。
・視野角:最大70度
・解像度:片目あたり1440×1760ピクセル
・リフレッシュレート:120Hz
・輝度:20~2000nits
・重量:260g
・カメラ:1260万画素オートフォーカスRGBカメラ、4K 30fpsまたは1920×1080 60fpsビデオ
・ストレージ:256GB
・CPU:AMD 7nm クアッドコア Zen2 X86コア(8スレッド)、14コア CVIPエンジン、最大3.92GHz、各コア512kB L2、合計4MB L3キャッシュ搭載
・GPU:AMD GFX10.2:1SE 1SA 4 WGP(8 CU) 2RB+、1MB L2
・オーディオ:内蔵ステレオスピーカー
・センサー:3xワイドFoVワールドカメラ、深度カメラ、RGBカメラ、周囲光センサー、4x視線追跡カメラ、4xIMU3、軸加速度計およびジャイロスコープ、2×3軸磁力計、2x高度計
・バッテリー:連続使用時間3.5時間、スリープモード7時間
・セキュリティ:WPA3AMDプラットフォームセキュリティプロセッサ、TMR、x86とCVIPの間のセキュリティフェンシング
Magic Leap 2は、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、サウジアラビア王国で9月30日に発売されることになっています。
また、日本とシンガポールで年内に発売される見込みとされており、年末には発売されると予想されているようです。
Magic Leap2のリリース日と価格が発表されました。
一般消費者にも向けて発売されたMagic Leap1とは異なり、今回はより専門家向けに特化したデバイスとなっているのが特徴です。
HoloLens 2を提供したMicrosoftの部門が最近再編され、MetaのAR/MRグラスの開発も遅れていることから、Magic Leap社がMRデバイスの分野でポジションを確立するチャンスとなっています。
その意味で今回3つのバージョンが用意されているMagic Leap2が、MRユーザーの需要にどれだけ食い込めるか注目です。
この数年間でMRデバイスにおける勢力図がどのように変化していくのか興味深くみていきたいですね。
参考:Magic Leap’s New AR Headset Is Coming This September[VR Scout]
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