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「VIVE Business」とは
・VIVE Businessデバイスマネジメントシステム(デバイスのステータスを簡単に確認したり、ソフトウェアの更新などをサポート)
・VIVE Businessトレーニング(あらゆる規模のトレーニングセッションをサポート)
・VIVE Businessストリーミング(PCへの接続をサポート)
・VIVE Sync(リアルに近いアバターとVR内でミーティングやプレゼンができる)
を含む包括的なVRツールのことを指します。
VRビジネスツール専用のストアであるVIVE Business AppStoreも立ち上げました。
このストアでは、
・トレーニング
・コミュニケーション
・視覚化
などのさまざまな分野をカバーする、厳選されたVRアプリやツールが提供されることになっています。
HTCの会長兼CEOであるCher Wang氏は以下のようなコメントを発表しています。
この良いニュースを最初のグローバルVIVECONイベントで共有できることをうれしく思います。
昨年、仮想世界がどのように主流になり、世界中の人々が家を離れることなく私たちに参加できるようになったのかを明確に示しています
さらに、VIVEのデバイスやプラットフォームが「より持続可能な世界を作りながら、人々を近づける上でより大きな役割を果たしてい」くことになると強調しました。
このように「VIVE Business」は大規模な工場を持つ大企業から家族経営の小さな会社まで幅広くサポートできる様に展開するビジネスプラットフォームです。
VRテクノロジーの力をさまざまなユースケースシナリオに活用しようとしている企業にとって、企業の規模に関係なくビジネスのゲームチェンジャーとなりうる機会を与えます。
この点についてWang氏は、
(様々な企業が)直面する課題に対応するためにこれらのプレミアムヘッドセットをゼロから設計し、プロフェッショナルな範囲のソフトウェア、プラットフォーム、サービスを追加して実装しました。可能な限りスムーズで効果的です。
とコメントを発表しました。
また、VRを「お客様の想像力を解き放ち、人々の生活を改善し、ビジネスと社会の問題を解決できる」ものとして提供していくとのことです。
HTCのViveCon2021ではVivePro 2とViveFocus 3という新しいデバイスのほか、新しいビジネスプラットフォーム「VIVE Business」も発表されました。
これらの発表は、HTCがVRゲームと同じようにVRビジネスセクターに取り組んでいることを示すものです。
これまでHTCはエンタープライズ向けとはいいながらも、ある程度以上の規模の会社を念頭に入れてサービスを提供してきました。
今回会社規模に限らずVRを導入しやすくするプラットフォームをオープンしたことで、より広い範囲の企業をユーザーとすることもできます。
一般消費者中心のFacebook Oculusと企業向けのHTC VIVEというように、強みを活かした棲み分けがますますはっきりしつつあるのではないでしょうか。
あとはここに割って入れる強力な第3、第4の勢力が出現することに期待したいですね。
参考:HTC Announces Vive Business Platform[VR Scout]
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