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HTC Vive
HTC製VIVEの新世代版制作が未だ検討中の段階であることが明らかになった。
他のテクノジーと同様、4月の公式リリース以降技術自体が時代遅れの域に片足を突っ込み始めたVIVE。
同社がブランドを産業の最先端に保つべく新製品を作り出すであろうことは誰にでも予想できることであると思うが、この度会社上層部の発言から、こちらの新製品開発が皆さまが思われるよりも遅くなることが判明した。
HTC社の未来的テクノロジー部門、そして最新子会社の同部門の副総長を務め、次世代VIVEへの搭載が見込め最新技術を日々捜索しているというRaymond Pao氏によると、
「次世代VIVEがどのような製品になるかに関しては未だ内部で会議が進められている段階だ。
時間やある特定の技術に我々が制限されているようには感じていない。
ワイヤレス化に関しても内部でアイデアがいくつか出ているが、そもそもの話我々が次世代版に関して明確かつ固まっているプランを現時点では持っていないため何も公表できない。」
とのこと。
テクノロジー自体がまだ若いものであるため、ゲーム機器やスマートフォンなどとは異なり、誰もライフサイクルが把握できていないヘッドセット。
iPhoneと同様に1年程度で最新ヘッドセットが出るだろうという予測をする者もいるが、こちらに関しては業界内から否定の声も上がっているため現実的ではないと思われる。
また、ゲーム機に関しては7年ほどは持つそうなので、Pao氏のコメントからは企業、少なくともHTCは次世代の制作には一般に考えられているよりも長い時間をかけることを示唆しているように見える。
これはより高性能かつ使い心地のよいモデルを次のクリスマスまでにゲットできたら、とお考えのVIVEユーザーの皆様にとっては悲しいお知らせとなるかもしれない。
Pao氏は、
「HTCにおける我々のビジョンは、VRが次世代のコンピューティング・プラットフォームへと化すのを見ることだ。
我々は次に制作するヘッドセットをゲームに限らず他の分野でも活用していただきたいと考えている。
発売の際はゲーマーに焦点を置くであろうが、将来的にはヘルスケア、商業、社会化、そして旅行業といった分野に革命を起こせるような何かを作り出せたら、と思う。」
と述べている。
時間をかける分、次世代のVIVEではその使い道が格段に広がりそうだ。
参照元: http://uploadvr.com/vive-2-planned/
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