Intelは、2016年8月16日、同社の開発者会議でモバイル型VRヘッドセット「Alloy」を発表した。



発表されたVRヘッドセット「Alloy」は、モバイル型でありながらハイエンドVRヘッドセットのような性能も実装されている。


同デバイスは、PCに接続しなくても使用可能なワイヤレスタイプなので自由に移動ができるうえに、ユーザーの手と位置をトラッキングする機能も備えている。


こうしたトラッキング機能に加えて、複数のユーザーが同じ部屋で同デバイスを使用した場合に、ユーザー間の衝突を回避する「マルチルーム・トラッキング」機能も実装されている。


さらには、VRヘッドセットの前にドル紙幣をかざすと、VR空間内にドル紙幣を取り込むMR(Mixed Reality)的な機能も披露された。



IntelとMicrosoftは、Windows 10とそれに対応したVRヘッドセットの仕様に関して提携を結んでおり、その仕様は今年の12月にはリリースされる、とのこと。


上記仕様発表をうけて、Alloyも「Alloy Open Platform」として2017年には開発パートナー企業に公開される予定だ。


同デバイスを活用したコンテンツがユーザーの手に届くのは、最終的には2018年頃になるだろうと推測される。


参照元URL:http://uploadvr.com/intel-unveils-multi-room-tracking-project-alloy/


Copyright ©2016 VR Inside All Rights Reserved.

情報提供元: VR Inside
記事名:「 Intel、オールインワンモバイル型VRヘッドセット「Alloy」を発表。衝突を回避するマルチルーム・トラッキング機能を搭載