海外メディアUploadVRは、2016年8月5日の記事において、Crytekが設立した「VR FIRST」に関する統計データを紹介した。



VRコンテンツ開発に対応したCryEngineを提供しているCrytekは、今年1月にVRテクノロジーの普及を目的とした団体「VR FIRST」に加入することを、世界各国の大学をはじめとした学術機関に呼びかけた。


同社は、VR FIRST加盟団体のVRテクノロジーに対する取り組みを調査して得られた統計データを、インフォグラフィックにして発表した。


まず、現在VR FIRSTに加盟している団体は201あり、ヨーロッパが98ともっとも多く、次いでアメリカの57となっており、日本からは加盟している団体はない。


VR FIRST加入団体の分布図


加入団体201のうち、VR履修コースをすでに設けている団体が27%、これから設ける予定がある団体が61%となり、合計すると88%の団体がVR履修コースがすでにあるか、設ける予定であることがわかった。


VR FIRST加入団体における VR履修コースの有無


各加入団体に所有しているVRヘッドセットが何であるか尋ねたところ、OculusRiftが67%と最も多く、次いでGear VR、その次がHTC社のVIVEであった。


VR FIRST加入団体の所有するVRヘッドセットの内訳


OculusRiftの所有率が高いのは、同デバイスが開発版をほかのVRヘッドセットに先行してリリースしていたため、と考えられる。


VR FIRST公式サイト

https://www.cryengine.com/vrfirst


参照元URL:http://uploadvr.com/crytek-first-oculus-over-vive/


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 Crytek設立の団体「VR FIRST」の統計データが発表される。88%の学術機関がVR履修コースを設立もしくは設立予定