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2017年末にはWindows VRヘッドセットが多数揃うことはすでに本メディアでも報じているが、では一体どのようなVRコンテンツをプレイできるのか、という疑問が出てくる。
US版Windowsブログの記事には、同VRヘッドセットに対応するVRコンテンツに関する記述がある。その記述でもっとも特筆すべきなのは、「HALO」シリーズの最新作がVRコンテンツとしてリリースされることだ。
「HALO」シリーズとは、XBoxでプレイできるSF的世界観のFPSだ。同シリーズの最新作は、2015年にリリースされた「Halo 5: Guardians」なのだが、同ゲームのトレーラー動画を見ると、同シリーズがいかにVRゲームにうってつけであるかがわかる。
同シリーズ初のVRゲームに関して、同ブログでは以下のように言及している。
(「HALO」シリーズの開発元である)343 Industriesと協力して、未来のHALOの体験をMixed Reality(Microsoftは一般的なVRをMRと表現する)に導こうとしていることをみなさんにお知らせできることを、とてもうれしく思っております。
現時点では詳細はお伝えできませんが、343 Industriesとの仕事はとても楽しいものです。
同ブログ記事では、以上のような「HALO]シリーズへの言及のほかにも、Windows VRヘッドセット対応VRコンテンツに関するヒントがいくつか用意されている。
そうしたヒントのなかには、トレーラー動画がある。その動画が以下だ。
以上の動画では、以下のようなVRコンテンツが確認できる。
以上のVRコンテンツのなかから、本メディアで過去に紹介したものをいくつか以下に引用する。
「OBDUCTION」とは、1993年に「Myst」1997年に「Riven」をリリースしたCyanによる一人称視点のアドベンチャーゲームだ。
同タイトルは、昨年10月31日にOculus Rift対応版がリリースされた。その後、2017年3月22日のアップデートよりOculus TouchとVIVEに対応した。
Oculus Rift &Touch/VIVE/PSVRとすでにクロスプラットフォーム展開している「Superhot VR」とは、「プレイヤーが動いている時だけ時間が流れる」という独特のゲームシステムのFPSだ。
同ゲームはプラットフォームを問わず人気作として君臨しており、PSVR版のリリース後にはアメリカとヨーロッパの市場でダウンロード数1位となった。
インディーズゲーム史上もっとも成功したゲームと言っても過言ではない「Minecraft」は、昨年のE3においてVR対応することが発表された(上の動画の9分20秒あたりを参照)。現在はOculus Rift &Touchでプレイできる。
トレーラー動画のほかにも、同ブログ記事にはWindows VRヘッドセット対応コンテンツに関するヒントが記載されている。それは、パートナー企業あるいはVRコンテンツのロゴだ(本記事トップ画像参照)。
ロゴの数は68にのぼり、つまりは少なくとも68のVRコンテンツが今後リリースされることが予想される。
そのロゴのなかから、本記事でまだ引用していないVRコンテンツのうち、本メディアですでに紹介したものをいくつか以下に紹介する。
「Arizona sunshine」は、ゾンビが登場するVRホラーシューティングゲームの人気作だ。現在、VIVE/Oculus Rift/PSVRに対応している。なかでもPSVR版は、エイムコントローラーに対応したことで話題となった。
「Rec Room」は、VR元年にリリースされたVIVE/Oculus Riftに対応したVRソーシャルアプリだ。最近では、100種類以上のアバター用のカスタム・アイテムが追加された。
以上のように、Windows VRヘッドセットは本格始動する2017年末から豊富なVRコンテンツに恵まれそうだ。それゆえ、MicrosoftがVR市場におけるプラットフォーマーの地位を短期間で確立したとしても不思議はないだろう。
Windows VRヘッドセット対応コンテンツを紹介したUS版Windowsブログ記事
https://blogs.windows.com/windowsexperience/2017/08/28/windows-mixed-reality-holiday-update/#vMjVx22DAkEWZYYm.97
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