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FPSファンなら一度は耳にしたことがあるであろう『DOOM』ですが、いったいどのようなゲームなのでしょうか?
今回は元祖FPSと呼ばれる「DOOM」の歴史と、DOOM VFRの情報をまとめて紹介したいと思います。
FPSの元祖と呼ばれるゲームはid Softwareから1992年に発売された「Wolfenstein」そして、その勢いで翌年1993年に発売された「DOOM」の二つのタイトルが挙げられます。
1992~1993年当時、日本ではスーパーファミコンの全盛期。ドット絵の時代で3Dグラフィックスなどはなく、FPSというジャンルが非常に珍しかったのですが、「DOOM」の人気や知名度は、一気にFPSというゲームジャンルの確立に大きく貢献したと言えます。
日本では、FPSの様なタイトルを「DOOM系のゲーム」と呼ぶほど知名度が高く、社会現象を巻き起こしたタイトルでした。
スーパーファミコン全盛期、日本では「星のカービィ 夢の泉の物語」なんかも発売されていたドット絵全盛期の時代に、ドット絵で3Dグラフィックを再現し、今の3DのFPSの原型を組み立てた「DOOM」ですが、「DOOM2」を出し一度幕を下ろします。
「DOOM」を開発したid Softwareはゲームのグラフィックスが2Dのドット絵から3DのCGグラフィックになった1996年に『Quake』という新しいFPSのタイトルを発売します。
『Quake』はDOOMがドット絵時代にFPSの原型を作ったというならば、フル3Dでオンラインマルチプレイにも対応した現代的なFPSの元祖だといえます。
開発も同じということもあり『Quake』はDOOMの精神的な続編で、その魂を受け継いだ兄弟の様なものだと思って間違いないと思います。
「Wolfenstein」「DOOM」そして「Quake」。たった四人で設立された小さなゲーム会社だった当時のid SoftwareはFPSというゲームジャンルを確立させその名を轟かせました。
2005年4月には同じくid Softwareから、『DOOM 3』が発売されます。
ドット絵時代から進化したハイビジョンのCGグラフィックで生まれ変わった本作は、Xbox360そしてWindowsPCやMacOSから発売されました。
ドット絵時代のDOOMの広大なフィールドに現れる敵キャラクターを次々となぎ倒すスタイルから、本作はホラーテイストの探索をしながら適切に配置された敵キャラクターと対峙していくスタイルに変更されました。
この変更についてはDOOMに影響を受け、DOOMを3Dアレンジしたと開発が公式に公言している「シリアスサム」があるので、同じスタイルのゲームはいらないという判断から変更されました。
その後、「DOOM」を開発したid Softwareは「スカイリム」や「オブリビオン」で有名なベスセダソフトワークスの親会社ゼニマックス・メディアが買収し、ベスセダ社傘下の開発チームになりました。
そしてベスセダ社から出た初の「DOOM」がリメイク版「DOOM」になります。2016年にPS4、Xboxone、WindowsPCから発売されました。
ドット絵時代のDOOMをそのままHD画質にして爽快アクションを加えた、いわゆるヒャッハー系で無双系なFPSとなった本作は、批評家からも高い支持を受け、米・英国で発売後数週間で2番目に売れ行きのあるビデオゲームとなり、同じ期間に50万枚以上の売り上げを記録しました。
歴史が長いということもあり、PCやコンソールの進化によって進化し続けてきた「DOOM」シリーズですが、ベスセダソフトワークスから初のVR版となる「DOOM VFR」の発売が発表されました。
トレイラーのみの公開で詳しい詳細はまだわかっていませんが動画の中ではHTC VIVEが使われているので、VIVEでの発売が一番最初に来るのではないかと考えられます。
今わかっている情報ではPSVRでの発売も決まっているようで、フィジカル版としてソフトのパッケージ情報も上がっています。
トレーラーからわかる通り、ゲームの世界観はベスセダ開発で2016年に発売されたの「DOOM」と「DOOM3」の中間ぐらいの感じではないでしょうか。
ホラーテイストでVRにマッチした自由な探索やアドベンチャー的な要素を楽しみながら、ベスセダ開発の「DOOM」のような飛んで打って敵を吹き飛ばす爽快アクションをしているところも見て取れます。
何より気になる発売日ですが、2017年の後半とのことで、今から新たな発表やトレイラー公開もありそうですね。とにかく目が離せません。
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