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TOKYO, Sep 11, 2023 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は、燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)の燃料となる水素を補給する水素ステーション向け90MPa級超高圧液体水素昇圧ポンプ(注1)の長期耐久試験において累積250時間の運転を達成しました。本試験は、水素燃料供給の世界的大手である米国ファーストエレメント・フュエル社(FirstElement Fuel, Inc.、本社:カリフォルニア州、以下、FEF社)と共同実施しているもので、カリフォルニア州リバモアにあるFEF社の水素供給施設(注2)で来年まで継続する予定です。
本試験では、液体水素昇圧ポンプの起動・停止運転を約300回にわたって実施し、燃料電池バス1,100台分(注3)に相当する約30トンの液体水素を昇圧しました。分解点検の結果、消耗品を含む各種部品の健全性や耐久性を確認できました。また、本試験で使用された水素は実際にFCVの燃料に利用され、CO2排出削減にも寄与しています。
液体水素昇圧ポンプは、吐出圧力90MPaで1時間当たり160kgの大流量運転を継続的かつ安定的に達成しています。また、ボイルオフガス(注4)による水素ロスが極めて少なく、水素ステーション運営の経済性を高めることができます。今後、同ポンプを米国をはじめとする世界各国の液体水素ステーション市場へ投入予定です。
本格的な水素社会の実現には液体水素が不可欠であり、FCVへの水素燃料補給を担う液体水素昇圧ポンプの需要が今後拡大していくものと考えています。
三菱重工は、水素社会の実現に寄与する新たなソリューションとなる90MPa級超高圧液体水素昇圧ポンプを通じて、グローバル社会全体のカーボンニュートラル実現に貢献していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/23091101.html
三菱重工グループについて
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