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TOKYO, Dec 20, 2022 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、自社創製の抗てんかん剤「Fycompa(R)」(一般名:ペランパネル、日本製品名「フィコンパ(R)」)について、米国における商業化の権利をCatalyst Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国、以下Catalyst Pharmaceuticals)に譲渡するとともに、当社の特定のてんかん開発品に関わる一定期間の独占的な交渉権を付与する契約を締結したことをお知らせします。当社は、引き続き米国以外の国と地域におけるFycompaの権利を保持し、てんかん患者様への貢献を果たしていきます。なお、本譲渡契約の完了は、米国の反トラスト法に関わる審査の完了を条件としています。
本契約の締結によって、当社は、神経科学領域における長期的な戦略上のプライオリティであるアルツハイマー病ポートフォリオの研究、開発および商業化に一層注力することが可能となります。一方、引き続きてんかん原生の研究にも取り組み、グリア細胞が関わる神経炎症や脂質代謝の調節からのアプローチ、および空間的RNAシークエンスなどの新技術の応用による創薬をめざします。当社は、ヒューマンブレインバイオロジーをより深く理解し、より広範な神経科学分野の創薬につながりうる技術を取得する上で、基礎的な研究が極めて重要であると考えています。
米国において、Fycompaは、2012年の承認以来、5万人以上の患者様に処方されてきました。Catalyst Pharmaceuticalsは、希少な神経筋疾患および神経疾患の治療法の開発に注力し、米国における神経領域でのプレゼンスを高めている製薬企業です。本契約により、Catalyst Pharmaceuticalsのてんかん患者様への高いコミットメントのもと、米国におけるFycompaの患者様価値が最大化されることが期待されます。
本契約の完了に伴い、当社は契約一時金1.6億米ドルを受領します。さらに将来、マイルストンペイメントやロイヤリティを受領する可能性があります。当社は、今後も米国を含む世界各国におけるFycompaの製造・供給を担います。また、米国子会社のエーザイ・インクは、患者様にFycompaのアクセスが引き続き確保されるよう、移行期間において承継サービスを提供します。
なお、本件に伴う当社2023年3月期の業績予想に変更はありません。
ヒューマンヘルスケア理念のもと、当社は、「神経領域」「がん領域」「グローバルヘルス」を戦略的重要領域と位置づけ、アンメット・メディカル・ニーズの高い疾患をターゲットに革新的な新薬を創出し、hhceco企業として、他産業との連携によるエコシステムの構築を通じて、人々の「健康憂慮の解消」や「医療較差の是正」という社会善を効率的に実現することをめざしてまいります。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2022/news202289.html
概要:エーザイ株式会社
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