Aichi, Japan, Aug 27, 2019 - (JCN Newswire) - 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬浩二)は、次世代農業用ハウスの普及拡大を目指し、最適換気量に合わせて換気扇を制御する「強制換気システム」を搭載した「プロファーム T-キューブ」*1の第一号機を、鈴与商事株式会社(本社:静岡県静岡市、社長:加藤正博)の関連会社であるベルファーム株式会社(本社:静岡県菊川市、社長:岡田典久)に導入、設置しました。

現在の一般的な農業用ハウスは、「自然換気方式」により温度や湿度を調整しています。これは、ハウス天井や側面に設置された換気窓を開閉することで換気を行うもので、天候条件に左右されやすいため、安定的な環境制御が課題となっていました。

今回、ベルファームに設置した次世代農業用ハウス「プロファーム T-キューブ」は、天窓を無くしたセミクローズ型設計の「強制換気システム」を導入しています。デンソーは、ハウス内に設置したセンサーで室内の状態を把握し、妻面に設置した換気扇を稼働させることで、換気量を最適化して、ハウス内の環境を安定化させています。また、機器の稼働のムリ・ムラ・ムダを無くすことで、CO2排出量の削減も可能です。さらに、センサーやCO₂発生機、暖房機などの付帯設備の配置、メンテナンスの標準化により、ユーザビリティの向上も実現しています。

鈴与グループとデンソーは、自動車部品の運送事業において、以前から協力関係にあり、2018年から農業分野の事業化推進に向けて連携を深めてきました。このほど農産物の収穫量の増大と品質の向上を目指して、鈴与商事の関連会社である農業法人、ベルファームに「プロファーム T-キューブ」を導入・設置することに至りました。

デンソーは、自動車分野で培った技術や作業改善などを農業分野に応用することで、既存農業用ハウス向け環境制御装置「Profarm(プロファーム)」*2や強制換気システムを備えた次世代農業用ハウス「プロファーム T-キューブ」、海上コンテナ型の鮮度維持装置の「futecc(フーテック)」*3の開発に取り組んできました。今後も、将来のフードバリューチェーンの持続的な成長を可能にする農業ソリューションの提供を行っていきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
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概要:株式会社デンソー

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情報提供元: JCN Newswire
記事名:「 デンソー、次世代農業用ハウスの 新商品「プロファーム T-キューブ」を市場導入