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Toyota City, Japan, Nov 30, 2018 - (JCN Newswire) - トヨタは、「経営のスピードアップ」と「人材育成の強化」を一層進めるために、来年1月に役員体制の変更および組織改正を実施します。
なお、役員体制の変更については、現在のトヨタを取り巻く環境変化のスピードや大きさに鑑み、来年についても従来の4月から1月に前倒しで実施します。
今回の体制変更について、豊田章男社長は以下のように述べています。
「今、『CASE』※と呼ばれる新しい領域での技術革新が進む中で、クルマの概念が大きく変わろうとしています。これからのクルマは、町とつながり、あらゆるサービスとつながることによって、社会システムの一部として、人々の暮らしをより豊かなものにすることが期待されているのだと思います。
そのためには、未来のモビリティを『コンセプト』ではなく、『リアルの世界』で普及させること、すなわち『実現する力』が必要になります。
トヨタの強みは、クルマの開発、生産、販売からアフターサービスに至るまで、『もっといいクルマ』を目指し、ベターベターの精神で、『リアルの世界』で、日々改善を続け、技術革新を呼び込んできた『実現力』にあると考えております。
今回の制度改革は、階層を減らすことによって、これまで以上のスピードで、即断、即決、即実行できるトヨタに生まれ変わるためのものです。
役員が未来のモビリティ社会を構想し、方向性を決断する。そして、役員自らが現場に入り、幹部職、メンバーとともに現地現物で、その構想を『リアルの世界』で実現していくことを狙いとするものです。
2016年の株主総会で、プロ野球の西鉄ライオンズで監督を務められた三原脩さんの『超二流』という言葉を引用させていただきました。これだけは誰にも負けないという一芸を持っている。ひたむきにがむしゃらに努力を続け、ここぞという場面で力を発揮し、チームを救う。そんな選手を『超二流』といって、三原監督は大切にされたそうです。
自分は二流だと思うからこそ、絶えず技能や技術を磨き、ベターベターの精神で努力を続ける。そして、仲間や部下が迷った時、うまくできない時には、自らやってみせてあげられる。こうした日々の繰り返しの中で人間力も磨かれ、一芸に秀でたその道のプロや、現場のリーダーに育っていくのではないでしょうか。
激動の時代を生き抜き、持続的に成長し続けるためには、その時々の経営課題に対し、その時々に必要となる一芸をもったその道のプロが、年齢や学歴に関係なく、縦横無尽に活躍できる企業風土をつくることが何よりも大切だと考えております。」
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/corporate/25586024.html
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。