- 週間ランキング
TOKYO, Jan 25, 2017 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立ビルシステム(取締役社長:佐藤 寛/以下、日立ビルシステム)は、アジア地域の昇降機事業に携わる技術者向け教育施設として、「アジアトレーニングセンター」をタイ王国のチョンブリ県に新設し、2017年1月25日から運用を開始します。この「アジアトレーニングセンター」は、アジアにおける日立の昇降機の施工・保全技術と、安全管理に関する教育センターとして位置付けられ、ここでアジア各国の中堅技術者の育成を図り、日立が最も大切にしている品質と安全の提供を今まで以上に確実なものにします。日立と日立ビルシステムは、これを機にアジア地域における昇降機の施工・保全業務レベルをより一層向上させ、同時に技術人材の育成を加速させます。
日立の昇降機グローバル教育体系と「アジアトレーニングセンター」の役割
日立と日立ビルシステムではこれまで、昇降機に携わる技術者の総合的な教育・育成を行う拠点として東京都足立区に「人材開発センター」を設け、多様な年代、型式の昇降機の実機を用いて、実践的な技術教育を実施してきました。一方、アジアにある日立の現地法人では、各社が各々で技術教育を行うとともに、上級技術者に対しては日本の「人材開発センター」に派遣して、さらに教育するなど、グローバルな技術人材の育成を行ってきました。2016年9月にアジア地域向けの新型機械室レスエレベーターを発売したことを契機に、このグローバルな技術教育体系を見直し、作業内容や技術力に応じて階層別教育体系を再構築しました。この新しい教育体系において「アジアトレーニングセンター」を、中核を担う技術者を育成する拠点として新設し、今後は各社ごとに実施する基礎教育を経た技術者の中から、海外各社の技術部門でキーマンとなる人材に対して中堅技術者教育を実施します。
階層別教育体系は、以下の3階層で構成されます。
1. アジアの現地法人での教育 (第1段階:基礎技能教育)
現地法人および現地協力会社の技術者に対して、実際に使用する工具や模擬設備を用いて基礎技能を教育します。
2. 「アジアトレーニングセンター」での教育 (第2段階:中堅技術者教育)
各社での基礎技能教育を修了した技術者のうち、各社のキーマンとなる技術者に対して中堅技術者教育を行います。「アジアトレーニングセンター」では、タイおよび中国で製造されるアジア地域向けの機種を研修用実機として設置し、施工や保全における実際の作業手順、実践的な技能の習得を図ります。また安全教育にも注力し、例えば、体感による安全意識の高揚をコンセプトとした安全研修室では、作業現場に潜む危険とそれを防ぐ安全器具の重要性を指導します。
3. 日本の「人材開発センター」での教育 (第3段階:マネジメント教育)
東京に置く「人材開発センター」を、グローバル教育体系における最上位機関と位置付け、上級技術者教育および業務管理者向けにマネジメント教育を実施します。
日立と日立ビルシステムは今後、グローバルな教育体系に基づき「アジアトレーニングセンター」を活用し、海外人材の育成を加速させ、アジア地域の昇降機施工・保全における安全と品質向上を図ります。また、こうした海外昇降機事業体制の強化により、アジア地域において年間5,000台規模の昇降機の受注をめざします。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/01/0125.html
概要:日立製作所
詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。
お問い合わせ先
株式会社日立製作所 ビルシステムビジネスユニット カスタマー・サポートセンター
電話: 0120-508-104(フリーダイヤル)