IT業界の中小企業におけるホームページ活用の実態が明らかになりました。株式会社オールトゥデイの調査によると、HPはSNSや営業活動との連携が主軸となり、今後の強化ポイントとして「コンテンツ拡充」「デザイン見直し」「検索対策」が重視されていることが判明。単なる情報掲載ではなく、成果につながる“情報の質”がカギを握っています。

SNS・営業連携が進み、次の焦点はコンテンツとSEO

調査では、ホームページと連携する施策として最も多かったのはSNS(37.3%)。InstagramやXなどを通じてBtoB領域でもブランド発信や情報拡散が進んでいます。次いで営業活動との連携(30.0%)、チラシやDM(27.3%)、メールマガジン(27.3%)と続き、オンラインとオフラインを組み合わせた複線的な顧客接点の構築が見られました。

今後強化したい項目では「コンテンツ拡充(導入事例・コラムなど)」が46.4%でトップ。「デザインやレイアウトの見直し」(35.5%)、「検索対策(SEO)」(33.6%)が続きました。企業は見た目の刷新よりも、信頼性や専門性を伝えるコンテンツと検索流入の仕組みづくりを重視している姿勢が浮き彫りです。

まとめとして、現状に満足する企業は少なく、多くが継続的な改善を前提にHPを運用。SNSや営業活動と連携しつつ、質の高いコンテンツを積み上げることで、成果に直結する活用へ進化しようとしています。

詳しくは株式会社オールトゥデイまで。
レポート/DXマガジン編集部 海道

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 営業はSNS、HPは信頼の証――IT企業が注目する新しい役割とは