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「子どもたちの“生きる力”を数値で見える化して、指導に活かす」――東京都八王子市立高嶺小学校が、非認知能力測定システム「みらぼ」を活用した探究学習を2025年度より本格導入。パナソニック教育財団の助成も得て、児童の成長を“見える形”で育む新モデルが始動しました。
高度な学力だけでなく、「非認知能力」、すなわち「生きる力」や「人間力」を育むことが、現代教育の重要テーマとなっています。高嶺小学校では、リーフラス社が開発した非認知能力測定システム「みらぼ」を導入し、「挨拶・礼儀」「リーダーシップ」「協調性」「自己管理力」「課題解決力」という5つの力を可視化。ICT支援により、児童一人ひとりが探究プロセスの中で自分自身の強みを自覚し、成長の実感を得られる仕組みが構築されています。
子どもたちは「課題の設定」「情報収集」「整理・分析」「まとめ・発表」という探究型の学習過程に取り組む中で、目に見えない力を確かに伸ばしていくことが可能になります。教員は「みらぼ」によって得られるデータを活用し、個別最適化された指導や声かけを実現。これにより、非認知能力を高める教育の精度と効果が飛躍的に向上します。
高嶺小の校長先生は、「非認知能力を“視える化”することで、資質・能力を具体的に高める指導が可能になる」と成果への期待を語り、研究主任も「児童が自律的に学び、成長の実感を得るために非常に有効」と評価しています。この取り組みは、多くの教育現場が抱える“非認知能力の育成”という課題に対する具体解として、注目を浴びるものとなるでしょう。
詳しくはリーフラス株式会社まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道