- 週間ランキング
②弧を描くように、ゆっくりと犬の側面に近づく
③しゃがんで目線を犬の高さに合わせる
④犬に「こんにちは」と優しく声をかける
⑤緩く握った手の甲を、犬の顔の下の方からそっと差し出す
⑥犬が手の甲のニオイを嗅ぎ始めたら、気が済むまで嗅いでもらう
⑦そのまま受け入れてくれるなら、首の辺りを優しく撫でてあげる
もし途中で犬が嫌がる素振りを見せたら、お礼を言ってその場を立ち去りましょう。また頭の上から手を差し出すと、犬は怖がります。犬の目線よりも低い位置を撫でましょう。手を広げたり指先から手を差し出すのは危険です。
万が一噛みつかれた場合の被害を最小限に抑えるために、必ず手の甲から近づけていきましょう。犬が受け入れてくれたときは、手を開いて撫でても大丈夫です。
犬は、発汗量や声のトーンの変化で人の感情の動きを察知できると言われています。そのため、まずは飼い主さんの信頼を得ることが、犬から好かれる早道になるでしょう。飼い主さんに声をかけるのはマナーでもありますが、飼い主さんを通して犬にも安心してもらうという側面もあるのです。
初対面の犬には、無視するくらいの方が早く距離が縮まることが多いです。グイグイと距離を詰められると犬は警戒してしまうので、逆に距離が離れてしまいがちです。ガツガツした姿勢を見せなければ、自然と犬の方から距離を縮めてくれることが多いのです。
今回は、犬が人に対して「好き」「嫌い」の感情を抱く心理についてご紹介しました。初対面の犬と仲良くなりたいのに嫌がられてしまうという方は、グイグイと迫り過ぎて犬に引かれたり、正しい挨拶の仕方を知らずに怖がらせたりしているのかもしれません。
また、感情に流されて言動が変わったり、忙しさにかまけて愛犬と向き合う時間が減っていると、犬は飼い主さんの心が離れてしまったとストレスに感じているかもしれません。犬の気持ちを尊重し、犬の習性を理解して行動できれば、多くの犬から好かれる愛犬家になれることでしょう。