犬が『脱水症状』を起こしているときにみせる行動3選 今すぐ病院へ行くべきサインとは?
脱水症状を起こしている犬の行動
犬が脱水症状を起こしているときには、いつもと違う行動が見られることがあります。水分が足りない状態が続くと体調に影響が出るため、行動にも変化があらわれるのです。日常のちょっとした異変に気づいてあげられれば、早い段階で適切な対処が可能となります。
ここでは、脱水症状の初期から中期にかけて見られる脱水症状のサインを3つ紹介します。ぜひ覚えておきましょう。
1.食欲がなくなる
普段はしっかりごはんを食べている犬が、突然食欲が落ちた、なくなったという場合、それは脱水症状のサインかもしれません。体内の水分バランスが崩れると胃腸の働きが低下するため、食欲も落ちてしまいます。
暑い日のお散歩や運動のあとに食事を拒否するときは、脱水の可能性を疑って水分補給をおこないましょう。ぬるま湯でふやかしたドライフードや、ウェットフードを与えると食事と一緒に水分補給ができるのでおすすめです。
ただし、嘔吐が見られるときは水分補給を控え、早急に動物病院を受診しましょう。
2.元気がなくなる
脱水状態になると血液の流れが悪くなり、筋肉や臓器への酸素供給が滞るために全身のだるさや疲れが出やすくなって、結果的に運動量が減少してしまいます。
いつも活発な犬がぐったりして散歩を嫌がったり、ずっと寝ていたりするのであれば、脱水症状があらわれているのかもしれません。
愛犬の元気が普段よりも落ちているのを感じたら、水分が十分に摂取できているかどうかを確認し、足りていないようならば水を飲ませるようにしましょう。
3.水をたくさん飲む
水をたくさん飲む=水分は足りている、と思いがちですが、実はこの行動こそが脱水の初期症状かもしれません。
脱水状態になって体内の水分バランスが崩れると、犬は本能的に水分を補おうとして水をたくさん飲みます。
水は飲んでもすぐには吸収されないため、嘔吐が見られないならば、ペット用の経口補水液を与えるのがおすすめです。用意がない場合は、3〜4倍程度に薄めたスポーツドリンクなどを与えても良いでしょう。
すぐに受診が必要な脱水症状のサイン
脱水症状が疑われる場合は、応急処置として水分補給をおこない、動物病院を受診するのが基本とされています。
しかし、以下の症状が見られるときは、命にかかわる危険な状態におちいっている可能性があります。様子を見ずにすぐ動物病院を受診しましょう。
- 嘔吐下痢が見られる
- ぐったりしている
- 呼吸が荒い
- 体が熱い、もしくは冷たい
- 立てない歩けない
- 呼びかけに反応しない
- 痙攣している
- おしっこの量が極端に少ない、もしくは出ていない
上にも書いたように、嘔吐が見られる場合は、水を飲むことで脱水の症状が進行してしまいかねません。吐いているなら、飲ませずに受診してください。
なお、脱水症状におちいると口からの水分補給では追いつかない場合があります。脱水症状が疑われるときは、動物病院を受診しましょう。
まとめ
犬の脱水症状は「水を飲む量が増えた気がする」「ちょっと元気がない」といった日常の違和感から感じ取れることが多いです。この小さな変化に気づき、正しく対処できるかどうかが、その後の回復に大きく関わると言っても過言ではないでしょう。
脱水を予防するためには、愛犬が飲みたいと思ったときにいつでも新鮮な水を飲める環境にすることが大切です。
また、脱水症状が疑われるときは、速やかに動物病院を受診しましょう。
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