犬の『待て』はしつけ面で大切なコマンドのひとつ

犬のしつけを行う上で、コマンドは指示を伝える重要なキーワードになります。中でも「お座り」や「待て」「ストップ」などの基本的なコマンド指示は、生活を共にする上で重要になるので、子犬期に覚えさせておきたいですよね。

しかし、「待て」という一見すると単純なコマンドも、指示の出し方やタイミングを間違えていると愛犬にストレスを与えてしまいます。苦痛を与えた結果、「待て」というワードにネガティブな感情を抱かせてしまい、指示に従ってくれなくなることもあるので気をつけましょう。

犬に絶対やってはいけない『待て』の仕方4選

どのような「待て」は犬に苦痛を与えてしまうのでしょうか。ここでは犬に絶対やってはいけない「待て」の仕方を紹介します。

1.大きな声で威圧するように伝える

愛犬にしっかり届くようにという気持ちから、つい大きな声で「待て!」と声をかけてしまうことはありませんか。大きな声を出すと、多くの犬は「威圧された」「もしかして怒ってる?」と不安になってしまい、恐怖心から指示を聞くようになります。

犬の聴覚は非常に優れているため、大きな声を出さなくてもしっかり届いています。大きな声で威圧することは避けて、落ち着いた声音ではっきり発音することを心がけましょう。

2.ご飯の前に長時間「待て」させる

「待て」を使うタイミングを尋ねられたら、ご飯を与えるときと答える人は多いでしょう。しかし、ご飯の前に長時間「待て」させてしまうと、犬に強いストレスを与えてしまいます。

犬にとって食事は命を繋ぐ重要な日課です。動物の本能としてご飯を前にすると気持ちが急いてしまいます。

そんなご飯の前で必要以上に「待て」させられると、「早くしてほしい」とストレスが溜まってしまいますし、いざ「よし」と許可がおりると早食いにつながるリスクも高まるでしょう。したがって、ご飯の前に長時間「待て」させることは控えてください。

3.「待て」を頻繁に過剰使用する

日常的に「待て」を頻繁に使用していると、あまりにも待たなければいけないタイミングが多すぎて、犬もうんざりしてしまいます。

さらに「待て」という言葉に対してネガティブな感情を抱くようになり、「待て」されると言葉を聞くだけでストレスを感じるようになることも。「待て」は正しいタイミングで必要な時のみ使うようにしましょう。

4.「ストップ」と「待て」を混同する

「待て」を「ストップ」の代わりに使っている飼い主は意外と多くいます。しかし、「ストップ」と「待て」を混同してしまうと、「待てばいいんだ」と意味を勘違いさせてしまう恐れがあるのです。

したがって、ダメなことをやめさせる時に「ストップ」を、何かをするために待ってもらいたい時には「待て」を使い、明確に分けて指示を出しましょう。

犬に「待て」を使う正しいタイミングややり方は?

犬に「待て」を指示するときは、きちんと目を見て落ち着いた声音を意識し、はっきりと発音して伝えることを心がけてください。また、飼い主の指示通り待つことができたら、「いいこ」「ありがとう」と優しく声をかけたり撫でたりして褒めてあげましょう。

また、使うタイミングは飼い主が『何かをしている間、犬に待ってもらいたいタイミング』で使います。

  • リードを装着しているとき
  • ご飯を用意しているとき
  • 横断歩道で信号待ちしているとき
  • 外で車やクレートから出すとき

以上のようなタイミングで待ってもらうことで、安全に生活を送ることができたり、飛びつき癖の矯正につながります。

まとめ

犬に「待て」と指示する場面は日常の中にたくさん登場します。しかし、ストレスをかける指示の出し方をしてしまうと、「待て」と指示されるたびにストレスを与える恐れも……。ストレスを感じずに、素直に指示を受け取れるよう、正しい指示出しの仕方をマスターしましょう。


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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 犬に絶対やってはいけない『待て』の仕方4選 愛犬に苦痛を与えるタブー行為とは?