『費用がかかる犬』の特徴5選 特にお金が必要なワンコの共通点や注意点まで解説
犬にかかる生涯費用は約250万〜400万ほど
皆さんは犬の生涯にかかる費用はどのくらいかご存じですか。一般的に犬にかかる生涯費用の目安は、約250万から400万円と言われています。150万の差が生まれているのは、犬種によってかかる費用が大きく異なるからです。
犬種によってはさほど費用がかからず、年間かかる費用が20万円以内で済んでしまう犬もいれば、年間35万円ほどかかる犬もいます。また、高齢になると医療費が高額になりがちなので、さらに費用が嵩むことも珍しくありません。
このように、犬によって特にお金がかかってしまうケースもあるので、その点も考慮した上でお迎えを検討しましょう。
共通点や注意点は?『費用がかかる犬』の特徴5選
どのような特徴を持つ犬に、高額な費用がかかりがちなのでしょうか。ここでは特にお金が必要になるワンコに見られる共通点や注意点を解説します。
1.体が大きい犬
体が大きい犬、いわゆる大型犬や超大型犬に分類される犬種は、他の犬に比べてさまざまな面で費用が高額になりがちです。
食費や消耗品はもちろん、レジャー施設を利用する料金やサロンを利用する料金、ペット保険なども他のワンコに比べると割高です。そのため、大型犬にかかる生涯費用は約450万円以上、高額になると900万円にものぼることがあります。
2.被毛のお手入れが大変な犬
被毛が長い犬種やお手入れが頻繁に必要な毛質の犬種などは、他のワンコよりもトリミングサロンへ連れて行く頻度が高くなります。そのため、トリミングサロン代が高額になりやすいです。
犬種によっては、わざわざサロンに連れて行く必要のないワンコもいますが、高頻度でカットが必要になる犬種の場合、1~2ヶ月に1回は連れていかなければいけないため、その都度、数千円の出費がかかります。
3.病気や怪我のリスクが高い犬
遺伝的に病気に罹りやすい犬や怪我のリスクが高い犬がいます。個体差はありますが、例えばレトリーバー犬種はガンの発症率が高いと言われていますし、ブルドッグやパグなどの短頭種は呼吸器へ負担がかかりやすいと言われています。
他にも小型犬は足が細いため、骨折や脱臼などのリスクが高く、その都度、動物病院へ連れていかなければなりません。
このように病気や怪我のリスクが高いワンコは、他の犬に比べて医療費が高額になりがちです。
4.気温に特別注意が必要な犬
犬種によっては、他のワンコよりも暑さや寒さに弱い性質を持つことがあるため、季節に応じて室内の温度調節が必要です。
例えば、暑さに弱い犬種の場合は、エアコンの冷房温度を低めに設定し、1日中つけっぱなしにする必要があるため、電気代が高額になってしまうことも……。電気代が高騰している現状では、こうした日常にかかる費用も高くなりがちです。
5.平均寿命が長い犬
平均寿命が長い犬は、その分、費用がかかることになるので、短命な傾向にある犬種や平均的な寿命の犬種に比べると生涯費用が高くなります。
また、長寿であるということは、それだけ高齢犬としての期間が長くなるので、医療費も高額になりがちです。普段の生活習慣に気をつけたり、毎年必ず定期検診を受けて、重い病気にかからないよう注意を払うことが医療費の減額につながります。
まとめ
いかがでしたか。他のワンコよりも費用がかかりやすい犬は、今回紹介したような共通点を持ちます。無理に節約しようとすると、犬の健康に悪影響を及ぼしてしまうので、しっかり事前にマネープランを立て、必要な場面では惜しまずお金を使いましょう。
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