シニア犬が過ごしやすい『快適な部屋』とは 愛犬がリラックスできる環境の作り方を解説
シニア犬が過ごしやすい快適な部屋
筆者の家には13歳になるシニア犬が2匹います。シニア犬になると、これまでできていたことが少しずつ難しくなることがあります。しかし、飼い主の工夫次第で快適に暮らせる環境を整えることができます。
一緒にいるときはサポートできますが、お留守番中は「大丈夫かな…」と不安になることも。愛犬の体と心の負担を少しでも減らし、安全で快適に過ごせるよう、室内環境を整えましょう。
1.フローリング部分をゼロにすること
フローリングの一部に滑り止め対策をしても、シニア犬になると少しのフローリング部分でも滑って転倒することがあります。筋力が低下し、踏ん張る力が弱まるため、関節を痛めるリスクも。
そのため、部屋全体に滑り止めマットやカーペットを敷き、滑ったり転倒したりしないようにしましょう。
2.家具や物の隙間をなくすこと
シニア犬になると、前には進めても後ろに下がるのが難しくなります。家具や物の隙間に入り込んでしまうと、方向転換ができずに立ち尽くしてしまうことがあります。
そのまま動けずに鳴いたり、疲れて倒れ込んでしまったりすることも。また、脱出しようとして怪我をする危険もあります。
模様替えをしたり、隙間にペットゲートを設置したりして、愛犬が入り込まないように対策をしましょう。
3.温度と湿度を管理すること
シニア犬になると、暑さや寒さに敏感になります。夏は熱中症のリスクが高まり、冬は体が冷えやすくなります。体温調整機能が衰えるためです。
部屋が冷えていると、自力で体温を上げるのが難しくなります。また、湿度が高いと熱中症になりやすく、冷房の効きすぎは体調を崩す原因に。
シニア犬が快適に過ごせる目安は以下の通りです。
- 室温:22~26℃
- 湿度:40~60%
愛犬の体調をよく観察し、天気や外気温も考慮しながら、適切な温度・湿度を維持しましょう。秋や春は寒暖差が激しいため、健康なシニア犬でも体調を崩しやすい時期です。室内温度計を設置し、こまめに確認することをおすすめします。
まとめ
シニア犬が過ごしやすい快適な部屋を3つ解説しました。
- フローリング部分をゼロにすること
- 家具や物の隙間をなくすこと
- 温度と湿度を管理すること
また、気管支や心臓に持病がある場合は、部屋の清潔を保つことも重要です。空気清浄機能があるエアコンや、自動で加湿・除湿ができるものを活用するとよいでしょう。
シニア犬とは、一般的に7歳頃からとされています。 しかし、年齢だけで判断せず、定期的な健康診断で愛犬の健康状態を把握し、今の状態に合った室内環境を整えてあげましょう。
■関連記事
・"大きくなれない病気"と診断された『たった500グラムの犬』が…7年後の『衝撃のビフォーアフター』に「生命力に感動」と1万7000再生
・犬に依存してしまう人が持つ5つの特徴
・犬がクーンと鳴く時の心理とは?
・世界一賢い犬種が『ボール遊び』をした結果…想像以上だった『ルールに従う行動』が77万再生「さすがボーダーコリー」「教育に愛を感じる」
・犬の1日の過ごし方を『グラフ』にしてみた結果→全人類が憧れる『理想的な時間割』が130万表示「なんて素敵な平日」「早寝早起き賢い」と絶賛