- 週間ランキング
そのため、犬が飼い主さんを心配するような様子を見せないからといって、特に気にする必要はないでしょう。
ここからは、犬が飼い主さんのことを心配しているときに見せることが多い行動を紹介します。
愛犬の気持ちを理解するために、また必要以上に心配をかけることがないように、ぜひ知っておいてください。
犬は飼い主さんの様子がいつもと違うと感じると、顔をのぞき込んだり、ジッと見つめたりすることがあります。
話す声のトーンが違ったり、ため息が多かったりすると「どうしたんだろう?」と心配して、表情を読み取ろうとするのです。
同じ気持ちで、飼い主さんから少し離れた場所から様子を伺うこともあります。
落ち着かない様子でウロウロと歩きながら飼い主さんの方を見たり、遠くからチラチラと飼い主さんの行動を観察したりすることもあるでしょう。
犬は飼い主さんが落ち込んでいるような様子を見せると、心配になって隣にぴったり寄り添って座ったり、ひざの上に乗ったりすることがあります。
動物にとって、寄り添うことは愛情を伝えるための手段でもあり、相手を安心させようとしていることが考えられます。
犬は飼い主さんの様子に異変を感じると、顔や手を舐めることがあります。
これは動物同士で傷を癒そうとするときなどにも見られる行動で、「なにかしてあげたい」「どうにかしたい」と考えてしているのかもしれません。
また、こうすることで飼い主さんが笑ってくれた経験がある犬などは、それを期待していることもあるでしょう。
泣いていたり落ち込んでいたりする飼い主さんを見て、おもちゃを持ってきたり押しつけたりする犬がいます。
「こんなときにやめて!」と思う人もいるかもしれませんが、犬は飼い主さんに元気になってもらいたくてしていることもあります。
普段笑顔でおもちゃ遊びをしてくれる飼い主さんであれば、おもちゃを持っていけばまた笑ってくれるかもしれないと考える犬もいるようです。
人間と長い間共生してきた犬は、人間の感情にとても敏感な動物です。
そのため、飼い主さんのちょっとした変化にも気がつき、心配したり元気づけようとしたりすることもあるでしょう。
大切なパートナーである愛犬の気持ちに、同じように気がついてあげられるように、日頃からしっかりとコミュニケーションを取っていきましょう。