犬を初めて飼った人が乗り越えなくてはならない『3つの壁』挫折しないために必ず知っておくべきこととは?
犬を初めて飼った人が乗り越えなくてはならない壁
初めて犬を飼うときはワクワクが止まらず、楽しい犬との生活を思い浮かべる毎日なのではないでしょうか。
しかし、現実はそれだけではありません。犬の飼い主初心者は想像すらできなかったこと、乗り越えなくてはいけない「壁」が待ち受けているのは事実です。
そこで今回は、犬を初めて飼った人が乗り越えなくてはならない壁について解説します。「こんなはずでは…」とならないように、今のうちに確認しておきましょう。
1.朝の早起きをすること
犬を飼うと、確実に早起きになります。朝はお散歩に行かなければなりませんし、ごはんを与えたり、トイレを掃除したり、最低でも犬のお世話に1時間は必要です。犬を飼う前の生活と比べて、1時間程度、早く起きなければならなくなります。
お散歩は無しにすることができたとしても、ごはんを与えず、汚れたままのトイレを放置し、出かけることなんてできません。だからと言って、毎日毎日、仕事や学校に遅刻して行くわけにもいきません。
休日も同じです。犬は平日と同じ通りに起きます。動物の本能として、日が昇ったのと同時に活動を始める犬もいます。「お散歩に行こう!お腹が空いた!遊んでよ!」と、飼い主を叩き起こす犬もいます。
朝の早起きは、犬と暮らしていると自然と身につきますが、犬を初めて飼った人は苦痛にも感じるでしょうし、乗り越えなくてはならない壁です。
2.自由が奪われたように感じられること
犬と暮らすと、自分ばかりが愛犬のお世話をしているように感じられることがあります。ひとり暮らしなのであれば、必然です。
もっと友達や恋人と一緒に過ごしたかったけれど、「愛犬が待っているから…」と、早めに帰宅しなければと考えるようになります。
テレビを見ていると、「これで遊んでよ!」と、おもちゃを持って来ます。トイレが汚れていることに気づかずスマホに夢中になっていると、カーペットやソファーに粗相をされます。
愛犬に対する気持ちが、「かわいい」よりも「大変」「つらい」と感じられることがあります。(こんなことなら、犬なんか飼わなければよかった)、と感じられることもあるかもしれません。
犬と暮らすと、確実に自由な時間が減ります。老犬になり、介護が必要になれば、睡眠時間も削られることがあります。一睡もできない日もあります。
犬を初めて飼った人が乗り越えなくてはならない壁であり、不自由さを理由に犬を手放す人もいるほど、実は深刻な悩みの種なのかもしれません。
3.しつけは簡単ではないこと
犬を初めて飼うとき、「オテ」「オカワリ」「オスワリ」「マテ」を教えることがしつけだと考える人がほとんどです。
残念ながら、オテとオカワリは芸です。オスワリとマテはしつけに含まれますが、ほとんどの場合で犬の命を守ることができません。そのように教えられていないからです。ごはんやおやつを食べる前のオスワリやマテはできても、それ以外の本当に重要な場面で発揮されないのです。
しつけは、愛犬の安全と健康と命を守るためのものです。危険なものを口にくわえているとき、「放せ」ができれば、誤飲誤食による事故を防ぐことができます。
興奮しているとき、「オスワリ」ができれば、落ち着かせることができます。興奮によるトラブルを防ぐことができます。走り出そうとしたとき、飛び出そうとしたとき、「マテ」ができれば、迷子や交通事故を防ぐことができます。
トイレトレーニングもしつけのひとつです。雨が降る中をお散歩に行かずに済みます。老犬になり、歩くことも困難な愛犬を歩かせずに済みます。外で排泄し、周囲に迷惑をかけることもありません。
しかし、しつけはどれも簡単ではありません。完璧にできる犬は稀です。しつけをしていても失敗することがあります。急にできなくなってしまうこともあります。
子犬のときだけではなく、生涯を通してしつけをすることができるでしょうか。犬を初めて飼った人が乗り越えなくてはならない壁であり、ベテラン飼い主にとっても壁になることがあるでしょう。
まとめ
犬を初めて飼った人が乗り越えなくてはならない壁を3つ解説しました。
- 朝の早起きをすること
- 自由が奪われたように感じられること
- しつけは簡単ではないこと
朝って何かと忙しいですよね。自分の身支度にも時間がかかります。子供のいる家庭では、自分以外の家族のお世話の時間もあるでしょう。そこに犬にかかる時間まで増えます。
確実に自由は奪われます。人付き合いがなくなる飼い主もいます。遠出できなくなったり、旅行できなくなったりする飼い主もいます。私は家族の結婚式にも、老犬の介護を理由に出席しませんでした。
犬と暮らして30年ほどですが、今でもしつけに悩むことがあります。初めて犬を飼い、色んな壁にぶつかって苦しんでいる飼い主がいるかもしれません。
愛犬との時間は20年もありません。大切なことに気づいたときにはお別れしなければなりません。だからこそ後悔はつきものです。
今ある悩みや壁は、一緒に乗り越えたいという気持ちを強く持つことで、飼い主も愛犬も幸せに暮らせると思います。
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