犬が苦しんでいる『爪切りの仕方』3選 暴れてケガをする危険性も…落ち着いてもらうためにすべきことは?
犬が苦しんでいる「爪切りの仕方」
ご存じの通り、犬には定期的な爪切りが必須ですが、嫌がってなかなか上手く切れないものですよね。
お散歩に行けば自然と削れるという考え方もありますが、伸びるスピードが遅くなるというだけで、時間はかかっても必ず伸びます。しかも均等に削れるとは限りませんし、削れ方がバラバラであると、犬にとっては歩きにくいのではないでしょうか。
地面に触れることのない狼爪は円を描くように伸び続け、皮膚に突き刺さってしまうことさえあります。
犬の爪切りの適切な頻度は、月1回程度です。トリミングサロンや動物病院で爪切りをしてもらうと、ギリギリまで短く切ってもらえるので、1カ月半~2カ月に1回程度で済む場合もあります。
爪切りをする度に手を噛まれて痛い思いをしていたり、逃げ回る愛犬と追いかけっこになってしまったり、爪切りが愛犬を苦しめているかも…というときは、プロの技術を頼ることがあっても良いと思います。
プロに爪切りを頼めば、1回500円~1000円程度でしてもらうことができます。我が家の愛犬たちは動物病院で爪切りをしてもらっていますが、ほとんどの病院で爪切りをしてもらうことができますが、確認した方が無難です。最近は予約制にしている病院が多くなっていますので、必ず予約してから行きましょう。
もしご自身で爪切りをしたいという場合は、愛犬が以下のような状況になっていないか、今一度確認されることをおすすめします。
1.手足の先をギュッと握って離さない
爪切りを嫌がって抵抗するからと、犬の手足の先をギュッと握って離さないのは、犬を苦しめる爪切りの仕方です。
関節を痛めてしまうことがあります。膝を脱臼してしまうこともあるかもしれません。
2.体をギュッと抱きしめて拘束する
ひとりが愛犬の体をギュッと抱きしめて拘束し、もうひとりが爪切りをするというのは、犬を苦しめる爪切りの仕方です。
爪切りだけではなく、抱っこされることも嫌がるようになってしまう。嫌だというだけではなく、恐怖を感じるようにもなってしまいます。
3.高い場所に乗せる
洗濯機の上やダイニングテーブルの上など、高い場所に乗せるのは、犬が苦しんでいる爪切りの仕方です。
おとなしくなりますが、高い場所に乗せられたことによる不安と緊張によって、静かにしているだけです。
手足を滑らせて転落する恐れがあります。逃げようとして飛び降り、骨折などの大怪我を負ってしまう恐れがあります。
落ち着いて爪切りをしてもらうためには
では、上記のように愛犬を苦しませることなく、落ち着いた状態でスムーズに爪切りをするためにはどのようにすべきなのでしょうか。
手足を前後に曲げる
犬を立った状態にし、手足を前後に曲げて切ると、飼い主にとっても爪切りがしやすく、犬にとっても自然な体勢なので落ち着いていることができます。
手の爪を切るときは、爪の先を足の方に向けるようにして、手首をかるく曲げてあげると切りやすいです。
足の爪を切るときは、足先だけではなく、足の付け根をかるく曲げるようにすると、犬が嫌がりにくいです。
膝の上に仰向けにする
飼い主が床に足を伸ばして座り、愛犬を膝の上に仰向けに寝かせた状態で爪切りをすると、犬が落ち着きやすく、切りやすいです。
犬が手足の力を抜いていてくれるので、スムーズに爪切りを終えることができます。
普段から飼い主の膝の上に仰向けでくつろぐことが好き。その状態で手足に触れられても平気。ということが条件になりそうですが、爪切りの練習としてもおすすめできる方法です。
色んなタイプの爪切りを使ってみる
犬の爪切りには色々なタイプがあります。
- ニッパータイプ
- ギロチンタイプ
- ハサミタイプ
- 電動ヤスリタイプ
爪を切る瞬間のパチンッという音や衝撃が苦手な犬もいますし、電動ヤスリの振動が苦手な犬もいます。どの爪切りなら苦痛を与えにくいのか、色々なタイプを試してみると良いと思います。
ヤスリは電動タイプでなくても、人間用として販売されている爪ヤスリを代用しても良いと思います。
まとめ
犬が苦しんでいる爪切りの仕方を3つ解説しました。
- 手足の先をギュッと握って離さない
- 体をギュッと抱きしめて拘束する
- 高い場所に乗せる
犬の爪を伸ばしっぱなしにしていると、爪の中に通っている血管や神経も伸びます。そうすると、爪を適切な長さにまで切ることができなくなってしまいます。どのような方法が向いているのかは色々なやり方を試して確認してください。
どうしても飼い主や家族では切ることができないときは、トリマーさんや獣医師さんを頼ってくださいね♡
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