『プリケツ犬種』4選!お尻がもちもちしているワンコの種類と飼う際の注意点
1.ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、イギリス原産の牧畜犬です。足が短く胴長の体型が特徴で、体高は25〜30cm、体重は10kg程度がスタンダードとされています。
体高の低さを生かして、主に牛を相手に追い立てて集めたり誘導したりする仕事をしていました。元々長くふさふさとした尻尾が生えていますが、牛に踏まれて怪我をすることを避けるために、生まれて間もなく断尾をする習慣がありました。
その名残で今もウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、断尾をすることがほとんどです。ただし、牧畜の仕事をしていない犬にとって、断尾は不要だという意見も少なからず出ています。
さらにこの犬種は、筋肉質で非常に体力があります。また、ふかふかとした密で柔らかな被毛を持っているため、見た目はやや丸みを帯びています。特にお尻部分はもこっとした筋肉と被毛で、ぷりっとした可愛いらしさが感じられます。
この犬種は足の短さも相まって、とてもキュートな見た目をしていますが、太らせすぎないように注意が必要です。丸々とした様子は可愛いのですが、胴長のため腰に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアを患うことが多いので、体重管理はしっかりと行わなければなりません。
2.フレンチ・ブルドッグ
フレンチ・ブルドッグはフランス原産の中型犬で、体高は26cm~31cm、体重は8~10kg程度です。
体はそれほどおおきくありませんが、短く密集した被毛に覆われているむっちりとした筋肉質な体型と、コウモリが羽根を広げたような形の耳(バット・イヤー)が特徴です。また、マズル部分が短く、ユニークな見た目から「鼻ぺちゃ」「ブサカワ」などと言われることもあります。
尻尾は短くくるんと巻かれていることが多いため、ぷりんとしたお尻の形がよく見えます。お尻や太ももにも筋肉がしっかりついているので、コーギーと並んで「プリケツ犬種」として人気を集めています。
体はややデリケートで、気管支や皮膚のトラブルが起こりやすいので適切なケアと十分な配慮が必要です。また、暑さにとても弱いので、できるだけ涼しい環境を用意してあげるようにしましょう。
3.ポメラニアン
ポメラニアンはドイツ原産の小型犬で、体重が3〜5kg程度で華奢な体つきをしています。ふわふわとした長く柔らかな被毛に覆われていて、優雅な印象が感じられます。ヨーロッパでは愛玩犬として流行し、イギリスのヴィクトリア女王にも愛されていました。
骨や関節が細い個体も多く、膝蓋骨脱臼や気管虚脱などの疾患を遺伝的に持っていることも少なくありません。激しい運動や過度なジャンプ・上下運動をすると、足腰を痛める可能性があるので注意しましょう。
また、体重が増えすぎると関節により大きな負担がかかるので、筋力をつけつつ肥満にならないようにコントロールしていきましょう。
さらにこの犬種は、「桃尻カット」と呼ばれるトリミングスタイルが人気を集めています。お尻まわりを丸く整えて、排泄時に汚れやすい部分をやや短くカットすることで、桃のようなフォルムが完成します。まん丸の可愛らしいお尻を見てみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
4.柴犬
日本原産の柴犬は、体高35〜41 cm、体重8~10kgと比較的すっきりとした体型をしています。しかし、まっすぐな被毛が密集していて厚みがあるため、ややふっくらとした見た目になります。
お尻部分にもたっぷり被毛が生えているため、ボリューム感がありぷりっとしていて愛らしさが感じられます。特に子犬の時期は、丸みがありコロコロとしていてとてもキュートです。
飼い主への忠誠心は強い反面、見知らぬ相手に対する警戒心も強いので、番犬気質があり簡単には懐かないという傾向があります。しかし、一度心を開いた相手に見せる甘えん坊な様子に、ハマってしまう「柴犬マニア」も少なくありません。
まとめ
ここで紹介した犬種は、体型や被毛のタイプによってお尻の形が可愛らしくなりやすいとされています。
丸々とした体型やお尻は、とてもキュートに見えますが、必要以上に太らせてしまうことはないように注意しましょう。
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