『犬からのSOSサイン』5選 絶対に見逃してはいけない仕草や行動と飼い主にできる対処
️見逃さないで!わんこが発するSOSサイン
1.クーンと心細そうに鳴く
わんこが「クーン、クーン」と鼻を鳴らして寂しそうな声で鳴くときは、飼い主さんに何か訴えているときです。
この鳴き方は子犬をマネしたもの。頼りない子犬の鳴き声をマネすることで「自分はまだ小さくて弱い存在だから、飼い主さんに守ってほしいよ。助けてほしいよ」と訴えて甘えているのです。
2.飼い主さんのそばを離れない
子犬の頃はみんな飼い主さんの後追いをするものですが、後追いも落ち着いて良い距離感ができているはずの子が、急に飼い主さんの後追いをするようになったり、頑なにそばを離れたがらないような行動を見せるようになったら、何かのSOSを発しているのかもしれません。
また場合によっては、飼い主さんと離れること自体が恐怖、と感じている可能性があります。その場合にはわんこが「分離不安症」を発症しているサインとも捉えれれるでしょう。
3.所在なく動き回る
わんこが「ピーピー」「クーン、クーン」などと鳴きながら、ひたすら部屋の中をうろうろと所在なく歩き回っている場合も、助けを求めている可能性があります。
特に雷や花火の音が聞こえているときなど、嫌いな音が聞こえないどこかに行きたいけれど、どこに逃げればいいのかわからなくてうろうろしてしまうという姿が見られます。
またそのような「恐怖」に基づく困惑だけでなく、大きすぎるおやつやどうやって遊べばいいかわからないおもちゃを貰ったときなどにも「これ、どうすればいいの〜?扱い方を教えてよ〜!」という意味でうろうろしてしまうこともあります。
4.触ると嫌がる
これまで紹介したような「困ったから助けて!」と飼い主さんに甘えるサインもある一方で、一見すると逆のように感じてしまうサインもあります。
例えば、いつもは触られたり撫でられたりするのが好きなわんこが、突然、触ろうとすると歯を剥いて怒ったり、唸り声を上げて拒絶したりするようになることがあります。
そのような場合、怪我や病気によって体に何らかの痛みを感じており、触られると痛いから嫌だという反応を示している可能性があるので注意が必要です。これも愛犬からのSOSサインの1つと考えてよいでしょう。
5.問題行動を起こす
トイレトレーニングが終わっているはずの子が急に粗相をするようになった、無駄吠えがひどくなった、お留守番中に家中のものを壊してしまう破壊行動をするようになったなどの問題行動は、直接的なSOSサインではないかもしれません。
ですがそれらの問題行動の裏には、スキンシップ不足や運動不足などによるストレスが潜んでいることもあり、見方を変えれば、「ストレス状態から何とか助けて!」とわんこがSOSを発していると考えることもできるでしょう。
️SOSに気づいたら…飼い主さんがとるべき対処
1.困っている原因を取り除く
愛犬が何に対してSOSを発しているのかが明白である場合には、その原因を取り除いてあげることが一番です。場合によってはその困っている対象の方へ愛犬が誘導してくれるなんてこともあるでしょう。
愛犬の些細な行動からメッセージをしっかり読み解くことが大切です。
2.プロに相談する
原因が病気や怪我といった体調不良であったり、その子の持って生まれた性格によるものであったりする場合、飼い主さん自身では根本的な対処が難しいこともあるでしょう。
その場合には動物病院やドッグトレーナー、あるいはトリマーといった「動物のプロ」に相談するのが近道です。
3.愛犬に寄り添ってあげる
一時的な事象や偶発的な恐怖によって愛犬がSOSを発している場合には、その恐怖のもとが去るまで愛犬に寄り添ってあげることが必要です。
ただし寄り添うことは、一緒に怖がることや過度に心配することとは違います。愛犬が怖がっているときに飼い主さんが大騒ぎをしてしまうと、わんこも「飼い主さんが取り乱すなんて、今はやっぱり非常事態なんだ!」と認識してしまいます。
逆に飼い主さんが毅然といつもの態度を保っていれば、「あれ?もしかして怖がるような状況じゃないのかな?」と気づかせることもできます。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?愛犬が発してくれていたSOSサインを見逃したばかりに最悪の事態に…なんてことになってしまったら、悔やんでも悔やみきれませんよね。
愛犬の発しているSOSサインに気づくためには、それが「いつもと違う」行動であることに気づけなければ始まりません。愛犬の普段の様子をしっかり観察しておくことが何よりも大切です。
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