3人組ポップロックバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)」が、7月26日・27日に横浜山下ふ頭特設会場で開催した野外ライブ「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~」に関し、騒音に関する苦情が多数寄せられたことを受け、公式サイトにて謝罪文を発表しました。

■ 風向きの影響で想定以上に音が拡散

 声明によると、ライブは法令に定められた音量基準を順守し、事前に近隣住民への案内やシミュレーションを実施したうえで開催されたとのこと。しかし、当日の風向きの影響で想定以上に音が広範囲へ拡散し、周辺住民から騒音の苦情が相次ぐ事態となったと説明しています。

 運営は「周辺にお住まいの皆様には、多大なるご迷惑をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。「今回の事態を真摯に受け止め検証を行い、再発防止に努めてまいります」とコメントしました。

■ 「ミセス騒音」がXでトレンド入り

 ライブ当日は、会場周辺だけでなく10km以上離れた遠方まで演奏が聴こえていたとして、Xでは「ミセス騒音」というワードがトレンド入り。「家にいても音が聞こえてきた」「ずっと低音が響いてきつかった」といった声が多数寄せられ、話題になっていました。

 近年、大規模野外イベントの開催にあたっては、周辺環境や騒音対策が重要な課題となっています。Mrs. GREEN APPLE側も、今回の件を受けて「地域の皆様にご理解とご協力をいただけるようなライブイベントの開催に尽力していく」とコメント。

 音楽イベントが地域と共に育まれる場であることが求められる今、人気と影響力を持つアーティストには、より丁寧な配慮が期待されます。運営側の今後の対応に注視が集まります。

<参考・引用>
Mrs. GREEN APPLE公式サイト「Mrs. GREEN APPLE 横浜山下ふ頭特設会場 野外ライブにおける騒音に関するお詫び

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025072902.html
情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 Mrs. GREEN APPLE、山下ふ頭ライブで騒音苦情 公式サイトで謝罪