7月7日の七夕の日、イラストレーター・漫画家のコオリヤマさんが「七夕の願い事です…。叶いますように…」と、自身のXアカウントにアップした願いごとの短冊。

 書かれていた“内容”に共感の声が集まりました。

 Xのプロフィール欄で「脂産家(しさんか)です」と名乗り、大盛りへの飽くなき思いや巨大な体型にまつわる「あるある」ネタで人気を集めるコオリヤマさん。七夕の夜にアップした1枚の短冊が話題になりました。

 イラストでは笹の葉に吊るされた1枚の短冊が大きくクローズアップされ、その脇にはコオリヤマさんの描くぽっちゃり体型の猫キャラが。表情は一見無表情にも見えますが、その上には「ほんとお願いします」と言葉が書かれ、切実な雰囲気が出ています。

 そして短冊に書かれていたのは、「すべての大盛りが、ちゃんと大盛りでありますように。」との一言。大食いの人々にとって「あるある」すぎる願いに、コメント欄では共感の声が相次ぎました。

 「大盛り」という言葉から連想されるのは、お腹いっぱいになるほどのボリューム。しかし、ガチの大食いからすると「あれ、これは自分的には全然小盛りサイズなんだけど……」とガッカリしてしまった、という経験も珍しくないでしょう。

 わざわざ聞くのも野暮な気がしますが、短冊に込めた思いをコオリヤマさんにうかがうと……。

 「大盛りを注文させていただくときは、なるべく満足のいく大盛りであることをいつも祈っています」(コオリヤマさん)

 期待が大盛りであればあるほど、そうでなかったときのガッカリも大盛りになってしまうもの。とくに食べ物とくればなおさらです。値段の裏側の台所事情にも思いを馳せつつ、大盛りをいただく際にはしっかりと「大盛り感」を味わいたいものですね。

 ちなみにコオリヤマさんいわく、イラストに対する反響で印象に残っているのが「えぇ…?(;´∀`)何かすごい平和的な願い事を見ました。」というリプライ。「殺伐としたタイムラインに少しでも平和が訪れていたんだと思い嬉しくなりました」と語ってくれました。

 猛暑をはじめ、いろいろと大変なことが絶えない日常ですが、そんな中にも「ちゃんと大盛り」という言葉は、思い浮かべるだけでなんだかホッコリとした気持ちに。コオリヤマさんの願いを通じて、見た人の心には大盛りの天の川が流れたようです。

<記事化協力>
コオリヤマさん(@koube_neko

(天谷窓大)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025071303.html
情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 「大盛りが大盛りでありますように」 七夕の“願い”に共感集まる