不在時でも荷物を届けてくれる置き配。非常に便利なサービスではありますが、従来の配達方法では起こり得なかったトラブルに見舞われることも……。

 Xユーザーの「コンノ」さんが経験した、置き配を巡るトラブルについての投稿が、11万件超のいいねを集めるなど大きな話題になっています。

■ 部屋の作りが似通っているために起こった誤配……3年前の荷物が隣家で化石状態に

 コンノさんは7月1日、傷んだAmazonのダンボール箱とともに、Xに次のように投稿しました。

Amazonの置き配の荷物、宅配済みなのに見つからず、もしやと思ってお隣さんのガスメーターボックスを確認させてもらったらそこに居た。

ついでに一年以上前に未配で届かなかった荷物も化石化して発見された。お前そこにいたのか……。

 直近Amazonで購入した荷物が自宅に届かず、Amazonに問い合わせてみても解決せず、途方に暮れたコンノさん。もしやと思って隣の部屋のガスメーターボックスをお隣さん協力のもと確認したところ、そこに届いていることが判明したとのこと。

 これだけならまだ「危ない危ない」ですむかもしれませんが、なんとガスメーターボックス内にはもう1つ荷物が。

 確認してみると2022年に注文した商品が、3年にわたってガスメーターボックス内に潜んでいたことが明らかになったのです。

 コンノさんが住むアパートは隣室と作りが似通っており、どちらがどちらの部屋のガスメーターボックスなのか分かりづらかったことが、誤配を招いた要因のよう。ただこれらは置き配で注文する際に、詳細を追記することで回避できる、とコンノさん。自身もAmazonのサポートデスクからアドバイスをもらい、場所の詳細を追記するようにしたとのことです。

 3年前も今回と同じくAmazonに問い合わせたそうですが、今になってようやく見つかったことからも分かるように、迷宮入り状態でした。コンノさんによれば「(3年前の誤配は)おそらく返金されたか再送されたと思います」とのことです。

 今回のような事態は例外的ではあるものの、置き配の利用頻度が高いためか、年に1回程度は何かしらのトラブルに見舞われるというコンノさん。最悪だったのは「不在中にフードデリバリー誤配されて牛丼が腐ってた」ことだと明かしてくれました。フードデリバリーの誤配は、想像しただけでゾッとしますね。

 ちなみに今回発見された「3年前の荷物」は食品ではなく、スプレー缶。そのため箱が傷んでた以外には大きな支障はなし。コンノさんは「詳しく試してませんが問題なく使えると思います」と話しています。

■ 翌日にまた誤配!幾度もトラブルに見舞われるも「正しく運用される限りは便利」

 そしてこの3年越しの置き配発見の翌日、コンノさんは再び誤配に見舞われることに。

昨日そんな話でバズってたらまた今日家に届くはずの荷物が今度は隣のアパートに届いたらしくて草
今度はAmazonじゃないです。シンプルになんかツキがあるなw

 翌日の誤配は、Amazonではなく別の業者。配達済み通知が来たものの、肝心の荷物が届かなかったそう。近くの支店に問い合わせたところ、社内システムの確認を経て誤配が判明。すぐに再配達してもらったとのことです。

 こうしたトラブルに幾度となく見舞われつつも「(置き配は)正しく運用される限りは便利なのでうまくやって欲しいな」とXに綴っています。

 もし同じように「そういえば置き配を頼んだはずの荷物が届いていないな」という方がいたら、隣の家の宅配ボックスなどを覗かせてもらうと、見つかるかもしれません。

<記事化協力>
「コンノ」さん(@john_kon

(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025070403.html
情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 3年前の荷物、隣のガスメーターボックスで発見される……置き配誤配の衝撃