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かつてアーケードで稼働していた女の子向けカードゲーム「オシャレ魔女ラブandベリー」。稼働開始から20年が経過した今も、根強い人気を誇る作品として知られています。
そんな同作のファンが、なんと100円ショップで購入した材料を使って自宅内に本物と同スケールの筐体モデルを自作。実物とうり二つと言っても過言ではない再現度は、プレイしたことがある方なら思わず懐かしさを覚えるのではないでしょうか。
制作を行ったのはXユーザー「きょ」さん。幼少時によく訪れていたゲームコーナーに、突如現れたピンク色の筐体に惹かれ、以降熱心にプレイするようになったそうです。稼働終了後もその熱は冷めず、ニンテンドーDS版をプレイしたり、ゲームに登場する衣装を自作したりなど、愛を貫き通してきました。
今回制作するきっかけとなったのは、4月に筐体のボタン部分を再現した「マジカルボタン」が、プレミアムバンダイより発売されたこと。
筐体を一般ユーザー向けにまるまる復刻することはさすがに難しいため、その一部であるボタン部分のみを復元する形でしたが、「大きくても所持したい」と感じたことから自分で作ってみることにしたのだそうです。
制作に使用したのは、カラーボードや発泡パーツ、画用紙や折り紙など100円ショップ「ダイソー」で購入したものが主。
きょさんはあくまで造形初心者であるため、一部形状が異なる部分はあるものの、パッと見では見分けがつかないレベルに仕上がっています。上部パネルのロゴが20周年仕様になっているところもポイントが高いですよね。
実物の写真や、コラボカフェで見た記憶を頼りに、作業を進めることおよそ3日。完成した作品には「あの頃の思い出が一気によみがえりました!」「大人だけど、少し泣いてしまった」と、きょさん同様にリアルタイムでプレイしたユーザーらから絶賛の声が寄せられています。
「ハリボテでもドアを開けたら筐体がある幸福度は本当にすごいです」と、制作後の感想を語ったきょさん。実物ではないものの、あの頃夢中になったラブandベリーの筐体が自宅にあることは、やはり大きな心の支えとなっているもよう。
しかしながら、実際に遊べる本物を手に入れることも、まだ諦めてはいないとのこと。これだけの大きな作品への愛があれば、いつかきっとその夢が叶えられるのではないでしょうか。
<記事化協力>
きょさん(@7kyotan7)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024082001.html