生後8か月になる猫の「ちびすけ」くん。その幼さゆえ、少々やんちゃが過ぎる一面があるようで、どうやらこの日はのぼってはいけないところにのぼり、物を落として壊してしまった模様。

 そのことを飼い主さんに叱られてしまいましたが、当の本人は事態をあまり重く見ていない様子。「かわいい僕のちょっとしたイタズラじゃないですかー」と、かわいらしさで乗り切ろうとしているようです。

 ちびすけくんの飼い主は小説家の「椹野道流(ふしのみちる)」さん。もともと先住猫である4匹の猫さんと生活を共にしており、ちびすけくんは保護される形でそこへ加わった新入り猫です。

 椹野さんをして「今、ちょうど育ち盛りのいたずら盛り」と言わしめる性格で、その自由奔放ぶりには少々手を焼いている様子。絶対に行ってはいけないと伝えている場所に行くことが多々あり、ついに高所のものを落としてしまうという粗相をしてしまいました。 

 しかしながら、ちびすけくんのこの態度。叱責を聞いているようで聞いていないような、絶妙な反応を見せていますが、これに対し椹野さんは「猫はだいたい怒られると、聞いていても聞き流すふりをするもの」と割り切り、こうした猫らしい反応を見せたことを「成長したな~」と、むしろうれしく感じていたようです。

 もちろんこの後はしっかりと仲直りをした椹野さんとちびすけくん。その厳しさが、本当の優しさから来ていることをわかってくれる日が、いつかきっとやってくることでしょう。

<記事化協力>
椹野道流 フシノミチルさん(@MichiruF

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 いたずらへの叱責をかわいらしさで乗り切ろうとする猫ちゃん