年に20回以上「島」へ旅するというTwitterユーザーのFUNAさん。島好きがこうじて、釣りそして魚食にも興味を持つようになりました。

 特に魚食に関しては、「無駄なく消費できるスキルを身につけたいと思っているんです」と、フードロスを意識し日々試行錯誤しています。そんな中で先日は、「カワハギ」のマル得レシピを披露しました。

 「いつも言ってるけどカワハギの中骨捨てたらダメですよ。
 塩して干してトースターで焼いて骨酒にすると、フグヒレの比じゃないくらい旨味と香りが出る。
 しかも酒でふやけてツマミとして食える。これがまた美味いんだよ!」

 残しておいたカワハギの中骨部分をトースターで焙り、酒の入ったグラスに浸した状態の写真をTwitterに投稿したFUNAさん。この日は、焼きカワハギを使った「骨酒(こつざけ)」を作りました。

 タイやフグなどの魚の骨やヒレ部分を焼き、そのまま酒に投入するのがこの料理の特徴。シンプルな調理法ですが、筆者のようなのん兵衛だと、冬にはアテの魚の身を一通り食した後、皮の付いた骨部分を焙り、それを燗酒に浸してもう一杯!なんて方も多いかもしれません。「酒はさかな、さかなは気取り」な言葉通りの絶品です。

 ちなみに、特段これと決まったものはなく、どんな魚種でも作れるのが骨酒。それもあって今回、カワハギで作ってみたFUNAさん。それが、噛めば噛むほど濃厚な旨みが立つフグの比じゃないほど、旨みと香りが出てくるといいます。

 日頃心がけている「無駄なく消費」を地でいく本品は、フードロス対策もばっちりな「SDGs料理」の一面を持つ結果に。昨今の釣り人気や魚さばき系のユーチューバーの隆盛もあってか、投稿には大きな注目を集めています。

<記事化協力>
FUNAさん(@FUNA84

(向山純平)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 「カワハギの骨酒」はフードロス削減にも繋がる酒の肴