「モビルスーツって実在したっけ……」と、思わず目を疑ってしまうほど、リアルなジオラマ作品を公開したのは、ツイッターユーザー「awaxy(あわくし)さん」。

 水陸両用MS「ハイゴッグ」がドックで整備されている様子を自然光で撮影することで、より一層「屋外感」が増しています。ガンダム好きであれば、この写真だけで色々なストーリーが思い浮かぶのではないでしょうか。

 awaxy(あわくし)さんは、ガンプラ製作を趣味としながらも、過去にGBWC(バンダイ公式のガンプラ世界大会)において、日本代表決定戦のファイナリストに選ばれた経験があり、他にもホビー雑誌に作例記事が掲載されるなど、その腕前は誰もが認めるガンプラモデラーです。

 今回のジオラマは「ジオン軍の残党が海岸の洞窟に作ったアジト」がテーマ。ハイゴッグと言えば、一年戦争末期が舞台となる「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場するモビルスーツですが、このジオラマは一年戦争終了後に長い間、反撃の機会を待っていたジオンの残党がついに出撃の準備を始めた……といったところでしょうか。

 awaxy(あわくし)さんがハイゴッグのプラモデルを製作したのは、実は今から6年も前にさかのぼります。当時からジオラマの構想まであったものの、ハイゴッグ単体ができたところで一旦満足してしまい、そのままになっていました。

 それからずっと心に引っかかっていたジオラマづくり。最近あまりジオラマを作っていなかったこともあり、6年越しの構想を形にすることを決意し、製作に取り掛かりました。

 ジオラマ製作に要した期間は半年ほど。残党のアジトという設定に基づき、ネットで調べた潜水艦のドックや地下の基地の写真を参考にしてベースを作っていきます。

 正規の軍ではなく、使い古した施設の雰囲気を出すために全体的に汚し塗装を施したり、144分の1のスケール感を出すために小物や周囲の構造物はできるだけ細かく、また水はクリスタルレジンを使用し、水深の階層が下になるほど緑色が濃くなるように調整して深みを出すなど、随所にこだわりが詰まっています。

 こうして完成した作品は、照明による薄暗い雰囲気も良いのですが、屋外の自然光の下で撮影をすると、さらに細部がよく見え、スケール感がはっきりと出るように。特に水の表現に関しては、光による水面の反射がより一層「本物感」を強調しており、awaxy(あわくし)さんも納得の行く撮影となったようです。

 模型ファンでも、そうでなくとも目を見張ること間違いなしの作品に、ついた「いいね」は1万件以上と、投稿は大きな反響となりました。コメント欄には「最初、外の澱んだ水路にジオラマ沈めたのかと思いました」「1分の1みたいだ、すごすぎる!」と、多くの方が驚きの声を寄せています。

<記事化協力>
awaxy(あわくし)さん(@awaxy)

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 自然光で撮影されたハイゴッグのジオラマ 想像はかどる光景に1万いいね