冬から春にかけて旬を迎える「牡蠣」。「海のミルク」とも呼ばれる濃厚さ、クリーミーさがたまらなく好きで、食べるなら「生牡蠣派」という人も多いのでは?

 そんな生牡蠣をツイッターユーザーのこるはさん(@kasuga_maru)が、粘土を用いて本物そっくりに制作。殻の質感や透明感のある身の部分が、小さいサイズながらも見事に再現されています。リアルな作品を見ているとついお酒が飲みたくなってしまいますね……。

 こるはさんは、自身の作品をSNS上で発表しているほか、ECサイトやイベントを通じて販売も行っているミニチュア作家さんです。

 特に「金魚」や「寿司」など海産物をモチーフにした作品が好きで、その延長で以前から作りたいと思っていたという「生牡蠣」の制作に今回チャレンジしたそうです。

 サイズ感をのぞけばどこからどう見ても本物そっくりな牡蠣のミニチュアは、殻の部分と身の部分を分ける形で制作。粘土を成形して着色するという制作工程の中、出来栄えに納得がいかずボツにしたものも多く、制作期間全体では2か月ほどの期間を要したのだとか。

 時間をかけて細部までこだわり抜かれた生牡蠣のミニチュアは、手のひらにのせて撮影されているため、かろうじて作り物だという事が分かりますが、そのまま置かれた状態の写真であれば、作り物を見抜くのは難しいかもしれません。

 作品の出来栄えに対してこるはさんは「気になるところは多々ありますが」としつつ、「SNSのコメントで本物みたいと言っていただき安心しました」とコメントしています。

 実は昔、実家が牡蠣の養殖業を営んでおり、牡蠣が身近にあったというこるはさん。作品のリアルさの秘密はこうしたところにもあるのかもしれませんね。

<記事化協力>
こるはさん(@kasuga_maru)

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 粘土で作った本物そっくりの生牡蠣 ミニチュアサイズでも質感そのまま