猫にとって『ぬいぐるみ』はどんな存在?考えられる5つの気持ち 友達だと思っている?
猫にとって『ぬいぐるみ』とは?
猫がぬいぐるみを抱きしめて眠る様子や、咥えて歩く姿は、たまらなく可愛らしい瞬間ですよね。ご自身の幼少期の思い出や、お子様の姿と重なる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
でも、実際のところはどうなのでしょうね。猫にとって『ぬいぐるみ』は"大切な存在なのか"はたまた"別の認識"があるものなのか。
ここでは、ぬいぐるみを愛でているように見える猫の気持ちを5つ紹介いたします。
1.子育て気分を味わっている
ぬいぐるみを咥えて頻繁に移動したり、寝床で舐めてグルーミングのような仕草をしているようであれば、『子育て』を疑似体験している可能性があります。
猫は母性本能が強い動物なので、自分が直接産んだ子でなくともお世話をすることがあるのです。ちなみに移動は引越しのこと。より安全な場所に子猫を隠し、守っている行動です。
大切な子(ぬいぐるみ)には安易に触れようとせずに、温かく見守ってあげてください。
2.仲間と交流している
ぬいぐるみに対して鼻にくっつけたり、においを嗅ぐ仕草が見られたら、『仲間(友達)意識』を持っている可能性があります。
猫は本来単独で生活する動物なのですが、同じエリアに暮らす猫と全く交流がないわけではありません。敵対心のない猫同士においては、鼻をつけて挨拶をしたり、互いのにおいを嗅いで情報交換を行ったりする習性があります。
だから、ご家庭にあるぬいぐるみとも本能的に友好関係を築こうとするのでしょう。
このように愛着を持ったぬいぐるみは、ボロボロになっても手元に置いておきたいと思う猫が多いものです。よって、誤飲のリスクがない段階では処分はせずに見守ってあげてください。
3.獲物だと思っている
ぬいぐるみを我が子のように慈しむ猫や、仲間意識を持つ猫がいる一方で、『獲物』として見ている猫もいます。
突進して捕らえるような動きを見せたり、咥えた状態でキックをお見舞いすることが多い猫は、狩りごっこをしている可能性があります。
これはあくまでも本能に基づく行動なので、やめさせることは困難です。一般的なぬいぐるみは誤飲のリスクが高いので、蹴りぐるみで遊ばせることをおすすめします。
4.飼い主さんと遊びたい
咥えたぬいぐるみを飼い主さんの前に置いて見つめてくる場合は、『一緒に遊びたい』と思っている可能性が高いでしょう。
これは以前飼い主さんがぬいぐるみを出したり引いたりしてくれて楽しかった、もしくは遊ぶ姿を褒めてくれたなど、ポジティブな経験が元になっているかもしれません。
このケースでは、大好きな飼い主さんとのコミュニケーションツールがぬいぐるみにあると思っているので、気が済むまで付き合ってあげると喜びます。
5.一緒にいると安心する
いつも大きなぬいぐるみの隣で寝ている、あるいは小さなぬいぐるみを抱きしめて眠ることが多い場合は、『安心感を得ている』可能性があります。
これは、自分のにおい・母猫のにおい・飼い主さんのにおいが付着したものがあると落ち着く習性があるからです。
これらは猫にとって大切な縄張りの1つ。やはりボロボロになるまで大切にする傾向にあります。愛猫にとっては"不安になる瞬間も一緒にいれば安心する"存在なので、こちらもその気持ちを尊重してあげることが大切です。
また何かしらの理由で入院する場合や、ペットホテルを利用する際は許可を得て持ち込ませてあげると良いでしょう。
まとめ
猫がぬいぐるみに対して抱く気持ちとして考えられる可能性を5つ紹介いたしました。
ぬいぐるみを友達だと思っているケースから異なる存在として意識しているケースまで、実に様々でしたね。
改めて愛猫が、ぬいぐるみとどのような関わり方をしているか観察してみてください。これまで知り得なかった意外な一面が見えてくるかもしれません。
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