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お世話をする上で気をつけたいポイントについてもチェックしていきましょう。
高齢の猫は食欲が落ちがちです。柔らかく消化の良いフードへの切り替えや、温めたりふやかしたりと一工夫することで食べやすくなるかもしれません。
また、健康維持に欠かせないカルシウムやビタミンなどがとれるよう栄養素にも気を配りましょう。
水分補給もお忘れなく。水飲み場を増やす、ウェットフードを利用するなど、積極的に水分をとってもらえるようにしたいですね。
睡眠時間が長くなり、足腰が弱くなるハイシニア期の猫。けがのリスクを減らし、安全に過ごせる環境を整えましょう。
具体的には、滑りにくい床マットを敷く、トイレなどの段差をなくす、危険な場所には立ち入れないようにするといった対策があげられます。
また、温かくて床ずれがしにくい寝床を用意して、静かで落ち着ける場所に置いてあげると、猫も安心して快適に過ごせます。
病気の早期発見・治療のためにも、ハイシニア期の猫にとって健康診断は特に重要です。半年に1回程度、血液検査や尿検査などを行うことをおすすめします。
猫と生活する中で、気になる変化や症状があらわれたときに気兼ねなく相談できる動物病院を見つけておきましょう。なかには、シニアの動物の治療やサポートに力を入れている病院もあるようですよ。
年齢を重ねて心身に変化が起きる猫の様子を目にすると、悲しい気持ちになってしまいますよね。
ただ、若いころよりも性格が穏やかになったり、甘えん坊になったりと嬉しい変化もあるはずです。
悲しいことですが、いつか必ずお別れはやってきます。そのときに後悔しないためにも、ハイシニア期に入る前から準備をしておくと良いかもしれません。
高齢の猫ならではの魅力を感じながら、穏やかで優しさにあふれる素敵な時間が過ごせますように。