猫に『ブロッコリー』をあげても大丈夫?与えるメリットや注意点を解説
猫に『ブロッコリー』をあげても大丈夫?
ブロッコリーは猫が食べても大丈夫な野菜に分類されます。
野菜嫌いな人にとってはちょっぴりクセが強く、距離を置きたい存在かもしれませんが、猫にとっては次のような効果が期待されます。
お通じが良くなる
ブロッコリーには不溶性食物繊維が豊富に含まれています。これにより、便のかさが増すことで腸が刺激を受け、お通じの出がよくなります。
老化防止
アブラナ科に多く含まれるグルコシノレートという成分が酵素と混ざり合い、消化される過程でイソチオシアネートという物質に変化します。
このイソチオシアネートには殺菌作用や抗酸化作用などがあるため、老化防止に役立つとされています。
健康維持に欠かせない成分が豊富
ミネラルのバランスが整っているブロッコリーは、健康維持に欠かせない次のような要素が多く含まれています。
- カリウム…神経伝達や心機能の維持
- ナトリウム …体内の電解質バランスの調整維持
- リン …骨の健康維持
- カルシウム …リンと同様に骨の維持を助ける
- マグネシウム…エネルギー代謝を助ける
注意が必要なケース
次のようなケースは食べさせること自体にリスクがあります。たとえ欲求されても控えなければなりません。
ストルバイト結石の既往歴がある猫
ブロッコリーに多く含まれるミネラルは、ストルバイト結石の天敵です。既に既往歴のある猫や、ハイリスクの猫は食べないようにしてください。
シュウ酸カルシウム結石の既往歴がある猫
ブロッコリーにはシュウ酸が含まれています。これがカルシウムと結合すると、シュウ酸カルシウム結石になります。
既に既往歴のある猫は禁忌です。与えることは控えましょう。
甲状腺機能に問題のある猫
ブロッコリーには甲状腺の働きを阻害する物質が含まれているとされています。
食べることで甲状腺機能低下症を招く恐れがあるので、甲状腺にトラブルを抱えた猫は禁忌です。仮に正常であったとしても、シニア猫はリスク群に入ります。
適切な与え方
猫は肉食動物なので、必ずしもブロッコリーを好んで食べてくれるとは限りません。食べ進めてくれない場合は、無理強いせずとも問題は起こりません。
仮に気に入ってくれた場合でも、少量にとどめることを忘れないように気をつけましょう。茹でたものを用意し、外側の葉の部分は与えないようにします。
個体差はありますが、それを体重4〜5kgの猫であれば約8切れ以下程度(小房中サイズ)に留め、細かくしたものをいつもの食事にトッピングする形で食べてもらいましょう。
尚、食べ過ぎは食物繊維の過剰摂取となり、逆に便秘を招いてしまいます。くれぐれも注意してください。
あくまでも少量をトッピングや手作りご飯の食材にとどめるように心がけましょう。
まとめ
ブロッコリーには、便秘の改善や老化防止、健康維持と促進というありがたい効能がありました。健康で持病がない成猫であれば、時々取り入れてみても良いかもしれません。
逆に尿路結石であるストルバイトやシュウ酸カルシウムの既往歴がある猫と、甲状腺機能に問題のある猫は持病の悪化が懸念されるので控えましょう。
最後にもう1つ、大切なポイントがあります。猫に与える際はドレッシングやマヨネーズなどの調味料は厳禁です。一切味付けをせずに、シンプルに茹でたものを細切れにしてトッピングするようにしてください。
また、適する量は個体差があります。便や食欲、消化器症状の有無などを見ながら、少量でも与えて変化が見られた場合は控えるようにしましょう。
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