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2.お湯で濡らしたタオルでシミを軽く叩く
3.漂白剤を染み込ませたタオルで同様に叩く
4.1時間ほど放置した後、2番の作業へ
5.ドライヤーでよく乾かす
酸素系漂白剤の目安量は、「1リットルのお湯に対して大さじ2~3杯」です。しっかりと消臭効果を引き出すためにも、ほんの少し多めに入れておきましょう。
なお、作業をする際は、ゴム手袋を着用すると手荒れを予防することができます。こうすることで手荒れを心配することなく、作業に集中することができますのでおすすめです。
粗相や吐物の臭いがなかなか消えない場合は、先ほどの工程を再度繰り返してください。それでも頑固な臭いが残ってしまった場合は、『重曹』を使ってみると良いかもしれません。
重曹を使った場合の掃除の手順は以下の通りです。
1.清掃用の重曹を気になる部位に振りかける
2.そのまま数時間放置
3.掃除機で吸い込む
重曹には除菌消臭効果があります。比較的安全に使用することができるので、しつこい悪臭を撃退するためにも試してみてください。
なお、掃除中は愛猫が舐めてしまわないように気をつけましょう。掃除中のエリアには出入りをさせないようにするか、困難な場合は作業中の場所から離れた位置にケージを置き、掃除の間はそこに入っていてもらうようにしてください。
酸素系漂白剤ほどの効力はありませんが、撤去作業までの時間が早かった場合には『消臭スプレー』をかけることも有効な手段になります。
嘔吐に早く気づいた際はティッシュで拭き取った後、ノンアルコールのウエットティシュでトントンと叩いてみてください。これだけでも綺麗に除去できる場合があります。
その後、スプレーを噴射すると臭いを消すことができます。スプレーは無香料のものを選びましょう。
更に可能であれば、猫に安全な自然由来のタイプを購入することをおすすめします。
汚れてしまったものが丸洗いできるものであれば、洗ってしまうほうが良いです。その際の手順を紹介いたします。ちなみに用いる洗剤は、『酸素系漂白剤』です。
1.汚れ部分に原液を塗る
2.希釈した漂白剤の中に浸け置きする(30分)
3.漂白剤をすすぎ落とすことなく洗濯する
4.天日干しする
浸け置きは30分程度に留めておきましょう。放置時間が長くなると色落ちの原因になります。洗濯の際は、必ず単独で洗うようにしてください。
仕上げに天日干しをすることで、殺菌効果も期待できます。
尚、洗濯物のサイズが大きい場合は浴槽を用いても良いですが、その場合は必ず後で掃除をしてから使用してください。
最初に洗うことが不可能なものに対して『酸素系漂白剤』を用いた除去方法を紹介しましたが、『クエン酸』も効果的です。特に尿臭に対して効果を発揮します。
まずは霧吹きに水を入れた『水スプレー』と『クエン酸スプレー』を用意してください。クエン酸スプレーは、水200mLに対して粉末のクエン酸を5mg(小さじ1杯分)を入れ、よく降ったら完成です。
クエン酸を用いた掃除方法は以下の通りです。
1.粗相した部分に『クエン酸スプレー』をかける
2.『水スプレー』をかけてタオルで拭う
3.タオルを当てた上から柄付きタワシで擦る
クエン酸スプレーを吹きかける際は、シミの縁からかけると良いでしょう。こうすることで臭いの広がりを防ぐことができます。
タオルはマイクロファイバーを用いるとより効果的です。最後にタワシで擦ることで、クエン酸の臭いを含む悪臭をタオルに移すことができます。
しつこい尿臭にクエン酸が有効な理由は、酸性であるクエン酸がアンモニア臭を中和してくれるためです。
今回は、愛猫の「粗相・嘔吐跡」をきれいに掃除する方法について解説しました。
本音を言えば不快な猫の「粗相・嘔吐跡」。猫がいるから仕方がない、と諦めている飼い主さんも多いと思いますが、ぜひ今回の内容を参考にして掃除してみてくださいね。
なお、その際に、くれぐれもそれぞれの洗剤が他の洗剤と混ざらないようにご注意ください。
更に大前提として、快適なトイレ環境の整備をすることも重要です。
また、嘔吐に関しては予防できないものもありますが、繰り返す場合は掃除をするだけではなく、一度診察を受けることも大切です。
最後に、掃除中の事故も嘔吐の原因になり得ます。今回解説した方法で掃除を行う際は、必ず現場から愛猫を遠ざけるようにしましょう。小さなお子様がいる場合も同様です。
掃除中の安全性に留意しつつ、コツをおさえて頑張ってください。