猫の粗相には、必ず何らかの原因があります。
①泌尿器系の病気
②トイレの環境が悪い
③ストレス
④年齢的なもの
上記4つが、猫が粗相をしてしまう主な原因だと言われています。
膀胱炎などの泌尿器的な病気が原因で粗相をする場合、粗相以外の症状が出ていることも少なくありません。
血尿や頻尿など、粗相以外の症状が見られる場合には、すぐに病院に連れていきましょう。
では粗相以外の症状がない場合には、一体何が原因で猫がトイレ以外の場所で、おしっこやうんちをしてしまうのでしょう。
病気を除き、一番多い猫の粗相の原因は『トイレの環境』にあると言われています。
粗相をしないような、猫の理想のトイレとはどんなトイレなのでしょうか?
理想の猫トイレの条件をご紹介します。
◆まずは猫のトイレ環境チェック
猫はご存じの通りきれい好きで神経質な動物です。
そのため、猫はトイレが汚れていて、トイレの環境が悪いと『今のトイレではおしっこやうんちをしたくない』と思うのだそう。
猫が粗相をしているのであれば、まずは今のトイレの環境が猫にとって『適切』であるか、トイレのチェックをしてみましょう!
①猫のうんちやおしっこは放置されていませんか?
②餌置き場・水のみ場から離れた場所にトイレを設置していますか?
③トイレは猫よりも大きいですか?
④猫砂・トイレシーツは猫が嫌っているものではありませんか?
⑤猫の頭数より、+1個のトイレがありますか?
⑥トイレの掃除をする時、においのきつい洗剤などを使っていませんか?
上記の質問すべてに『YES』なら、猫のトイレの環境は猫にとって適切と言えるでしょう。
◆猫にとって理想のトイレとは?
猫にとって『トイレがきれいであること』は大切な条件です。
日中お仕事をしていて猫がお留守番をしている時や、夜中などは無理だと思いますが、うんちやおしっこをしたらすぐに片付けてあげることが、猫にとっては一番嬉しいことかもしれません。
猫が野生にいた時代には、自分の身を守るため自分の生活環境からは離れた場所に、わざわざトイレをしに行っていたといいます。
そのため、餌や水の近くにトイレがあると猫は落ち着かないようです。
ケージにいるときなどは仕方ないかもしれませんが、基本的にはトイレと『餌や水、ベッド』など猫の生活スペースとは離してあげるようにしましょう。
またトイレの数は、少なすぎるとよくありません。
基本的には、「猫の頭数+1個」が猫にとって快適にトイレができる環境だと言われています。
猫1匹だけ飼っているお宅だとどうしても、猫のトイレは1個しか置いていないというお家が多いかと思います。
猫が移動できるフロアや部屋が限られていたり、部屋数が少ない場合には単頭飼いの猫にトイレが1つでも、さして問題はないでしょう。
しかし、お家のどこにでも移動が自由であったり、2階建てや部屋数が多い場合にはトイレが1つしかないと、猫がトイレにいくのをめんどくさがってしまうことがあります。
トイレが遠くめんどくさいと猫が感じると、猫はトイレを我慢してしまい、結果的に粗相をしたり膀胱炎になってしまったりします。
たとえ1匹だったとしても、住環境次第ではトイレを増やしてあげましょう。
トイレは猫よりも大きく、猫が安定してトイレが使えるものを選びましょう。
トイレの砂やシートは頻繁に種類を変えていると猫の気に入らないものに当たってしまう可能性もあります。
なるべく同一ブランドの猫砂を使い、猫がトイレをいやがる要因を作らないようにしましょう。
掃除の際には、本当は洗剤なしでトイレを洗えるのが理想的です。
ただ猫のトイレはどうしても汚れや臭いが気になるのでそうも言っていられません。洗剤を使いトイレを洗う場合でもなるべく臭いの残らないものを選びましょう。
猫壱のスポンジは洗剤なしでも、汚れをきれいに落とすことができるので、オススメです。
トイレのタイプにもよりますが、週1度~月1度程度は砂を除け、トイレを丸洗いし清潔なトイレを保ってくださいね。
いかがでしたか?
猫が心地いいトイレは①きれい ②生活スペースからは離す ③猫の臭い以外の臭いをさせない ことが大切なようです。
その他の粗相の原因は、また次回詳しくご紹介します!
情報提供元: 猫壱