人間にも『気分』があるように猫も気分があるもの。
しかも人間よりも、機嫌に左右される動物です。
猫の機嫌がいいときは甘えてきたり、そっとそばに来てくれるので分かりやすいですが、猫の機嫌が悪くのイライラしているときはどうでしょうか?
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猫の機嫌が悪くイライラしているときに、うまく猫と付き合うことができるようになれば、猫との仲は今以上によくなるはずです♪
猫がイライラしているときにとる行動や、猫が不機嫌なときに飼い主さんはどのように振る舞えばよいのか、対処法をご紹介します。
◆不機嫌猫の行動
①尻尾をふる
犬は嬉しいと尻尾をバタバタと降りますが、じつは猫は違います。
もちろん、ご機嫌で尻尾を振っている時も猫にはあります。
ご機嫌な時の猫の尻尾はゆっくりと大きく揺れます。
リラックスしている猫が飼い主さんの呼びかけに答えるときの尻尾の動きも、ゆっくり尻尾の先だけを動かすものです。
しかし、猫が不機嫌なときには猫は尻尾を『バタバタ』と力強く振ります。
普段から猫の尻尾をよく見ていると気がつくかもしれませんが、猫が不機嫌なときの尻尾の動きは、まるで尻尾で怒りを発散しているかのように乱暴なものです。
猫がご機嫌な時の尻尾の動きが『ゆらゆら』や『パタパタ』であるならば、不機嫌猫の尻尾は『バタバタ』や『バタンバタン』とでも言いそうなくらいの粗野さがあります。
また、猫が不機嫌なときには尻尾を逆立たせてることも多いです。
猫が大きく乱暴に尻尾を振っているときは何かにイライラしているサインです。
もし猫が不機嫌である原因がわかるようであれば、原因を取り除いてあげましょう。
猫の不機嫌な理由がわからないときはほっておくのが一番です。
そっと様子を見守ってあげましょう。
②爪とぎが長い
猫の爪とぎには猫の爪を狩りができるように鋭く尖らせる意味もありますが、ストレスの発散や心を落ち着ける意味合いもあります。
猫はバリバリと一心不乱に爪を研ぐことで、ストレスを発散し気持ちをリフレッシュしています。
当たり前ですが、自分の中のストレスがなくなり気持ちが落ち着くと猫は自然と爪とぎをやめます。
しかし異様に爪とぎが長かったり、爪とぎが終わったすぐ後にまた爪を研ぎにいくような場合は、猫のストレスがうまく発散できず、猫の気持ちのリフレッシュがうまくできていないことを物語っているのです。
猫がイライラと何度も何度も爪とぎを繰り返す場合、なにか猫が気に入らない『理由』があるはずです。
実際に我が家の猫はうんこをした後にちょっと放置しているとエンドレス爪とぎが始まります。
我が家はもうおじいちゃん猫なのであまり遊んでストレス発散!ということはありませんが、遊びが少ないことにストレスが溜まり、爪とぎを長時間することもあるようです。
猫をイライラさせ、不機嫌にさせている原因は何か、爪とぎが長くなるくらい猫を不機嫌にさせている原因を見つけ、改善または他のストレス発散方法を考えてあげましょう。
③グルーミングが長く荒い
猫のグルーミングにも爪とぎと同じようにストレス発散や心を落ち着ける効果があると言われています。
そのため爪とぎとおなじく、ストレスが溜まり、イライラしているときは猫のグルーミングも長くなります。
爪とぎの場合は長く爪をといでいたとしても、猫には影響がありません。
しかしグルーミングが長く荒くなってしまった場合には猫に悪影響がでる場合もあります。
猫がイライラして同じところばかりをグルーミングすると猫が執拗にグルーミングした場所がハゲてしまったり、血が出てしまうことがあるんです。
ハゲができたり、炎症を起こすからと猫のグルーミングを無理やり止めてしまうと余計にストレスがたまる可能性があります。
ストレスの原因を取り除いてあげるか、別のストレス発散方法を考えてあげましょう。
猫がイライラしてるときは?
猫がイライラサインを出している間は基本的に落ち着くまでは猫の行動を止めては行けません。
イライラサインがでなくなるまでは、そっと見守るのがベストです。
猫を見守りつつ猫とりあえず何に対してイライラしているのかを考えてあげましょう。
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*********** 情報提供元: 猫壱