『一人で猫の爪切りなんてできない!』という方もいらっしゃるかもしれません。
私も昔は主人と一緒じゃないと猫の爪を切ることはできませんでした。
しかし、コツさえつかめば猫の爪切りは一人でもできるんです!
3ステップで1人でも簡単にできる、猫の爪を切る方法を徹底的に解説します。
なぜ猫の爪切りが必要なのか
そもそもなぜ、猫に爪切りが必要なのでしょうか?
猫の爪は狩りをするために鋭くとがっています。
野生で暮らしている猫にとっては獲物をとるための武器にもなり、木に登るための道具にもなる大切な鋭い爪です。
しかし、家で飼われている猫にとっては鋭い爪は少し危険なもの。
猫の鋭い爪は、飼い主さんを引っ掻いてしまう可能性もありますし、同居している他の猫を傷つけることがあるかもしれません。また、家具などに傷がつくこともあります。
なによりも猫自身が体を掻くついでに自身の体を鋭い爪で引っ掻けてしまうこともあります。
外にいる猫からすると鋭い爪は便利ですが、飼い猫からすると鋭い爪は危険なものになってしまうため、爪は切らなくてはいけないのです。
『猫は爪とぎを自分でするから爪は切らなくて大丈夫』と思っている方もいらっしゃるでしょう。爪とぎをしていると猫の『古い爪を剥す』ため、猫の爪の長さは伸びません。
しかし、古い爪を剥がれると新しく鋭利な爪が出てくるので、安全のためには爪切りは必須といえるでしょう。
猫の爪を切るための準備
猫の爪を一人で切るときは猫のご機嫌をまずは確認しましょう。
猫の機嫌、体調が共にいいときに爪を切ることが一番大切です。
猫のご機嫌がよければ、猫の爪を切るために必要なものを用意します。
猫の爪だけが出せるような網の丈夫なネットを用意しましょう。
誤って爪の血管を切ってしまわないように、刃先が薄く、狙いを定めやすい猫用の爪切りを用意しましょう。
猫の爪切りステップ① 猫袋に入れる
落ち着いている猫をネット袋にいれましょう。
袋に入れられて初めは猫も興奮するかもしれません。
猫が袋の中で暴れている場合には落ち着くまで待ちましょう。
可愛がっている猫を袋に入れることに抵抗を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、実はネットに入ることは猫にとって安心して落ち着くものです。
猫が落ち着いてきたら、猫を網にいれたまま膝の上にのせます。なるべく猫と体を密着させるのがポイントです。
できれば猫のお腹は上向きに座らせるように膝の上に乗せると爪を切りやすいですよ。
猫の爪切りステップ② 肉球を押す
猫の肉球を優しく押して爪を出し、網の間から爪の部分だけを出します。
猫の爪切りステップ③ ピンク色の部分を残して切る
猫の爪を押し出した時に見える『ピンク色』の部分は血管です。
ピンク色の部分は残し、爪の先端だけ切ります。
だいたい爪の先端から2mmくらいの位置を切ると爪を切りすぎることもありません。
猫の爪のとがった部分だけを切るイメージで爪をきりましょう。
血が出てしまったときの対応
猫の爪を出した時の『ピンク色の部分』まで切ってしまうと血管を傷つけてしまい血が出ます。
猫の爪を切りすぎて血が出てしまったときは焦らずに『止血』をしましょう。
猫の止血も人間と同様、ガーゼなどで患部を圧迫しなるべく動かさないように猫の血が止まるのを待ちます。
ペット用の止血剤を持っている場合はガーゼに止血剤をとってから患部に押し付けましょう。
猫の爪から血が出続ける場合や肉まで見えている時は患部を圧迫したまま動物病院まで連れていきましょう。
爪切りを嫌がる猫の場合
袋にいれても猫が爪切りをいやがることもあるでしょう。
爪を切ることが苦手な猫は無理やり全部の爪を切る必要はありません。
『今日は右足だけ』『明日は左足』というように猫のご機嫌とタイミングを見ながら、日を分けて猫の爪を切るようにしましょう。
日を分けると案外一人でも気負わずに猫の爪を切ることができますよ。
猫の爪切りに役立つおすすめグッズ
・よく切れる爪切り
ストレスなくスパッと切れる猫用爪切り 日本製
猫の爪切りをするのに一番大切なのは猫も爪を切る人もストレスなく爪を切ることが出きる『切れ味』です。
人間用の爪切りでも猫の爪は切ることができますが、ペット用の爪切りや猫用の爪切りを用意すると猫の爪もよく切れるためストレスなく猫の爪をきることができますよ。
猫壱の爪切りは日本でつくられ、切れ味にこだわった爪切りです。
切れ味は抜群なのでオススメですよ♪
・落ち着くネット
おちつくネット
一人で猫の爪をきるときに必須の【ネット袋】。
洗濯用のネットでもいいのですが、猫のために作られた強度が強いものの方が、爪を切る時に猫が暴れてしまっても破れたりすることがないため、猫用のものを用意するとより爪を切りやすいでしょう。
猫の爪切り時に用意しておきたいその他のもの
・洗濯ばさみ
猫は首をつかまれていると落ち着く習性があります。
お母さん猫が首を加えて移動することから首をつかまれていると落ち着くのでしょう。
大きめの洗濯ばさみで猫の首がしまらないように首の皮だけを摘まむと猫は落ち着き、爪を切りやすくなるかもしれません。
・ペット用止血剤
・ガーゼ
もし爪を切りすぎて猫が出血したときに必要になります。
猫の爪を切りすぎないように注意することが一番大切ですが、もし猫を傷つけてしまっても応急措置が出きるようにしておくと安心です。
止血剤はコーンスターチでも代用できます。
止血剤の代わりにコーンスターチを用意しておいてもいいでしょう。
いかがでしたか?
文字にするととっても簡単に一人で猫の爪を切ることができそうではないですか?
最初はちょっと大変かもしれませんが、絶対に一人でも猫の爪を切ることができるようになります。
ぜひチャレンジしてくださいね! 情報提供元: 猫壱