それともあまり鳴くことがない猫でしょうか?
同じ『猫』という動物のはずなのにおしゃべりが好きでよく鳴く猫と、寡黙であまり鳴かない猫がいるのは『性格』のちがいなのでしょうか。
実は猫に『よくしゃべる猫』と『鳴かない猫』がいるのは性格だけでの違いではないのだそう。
なぜ猫によく鳴く猫とあまり鳴かない猫、2種類いるのか秘密に迫ります。
◆品種
猫には品種としておしゃべりが好きでよく鳴く品種とあまり鳴かない品種がいるのだそう。『鳴きにくい』といわれている代表的な品種の猫と『よく鳴く』と言われている代表的な
品種の猫をご紹介します。
□あまり鳴かない猫の品種
・ペルシャ
・ヒマヤラン
・エキゾチックショートヘア
上記の3品種は比較的あまり鳴かないと言われています。
ペルシャやヒマラヤンなど少し大型の長毛種の猫は性格がおとなしく、おっとりとしていると言われている品種の猫たちです、
猫種の性格としてあまり鳴かないと言われているようです。
□おしゃべり好きな猫の品種
・シャム
・サイベリアン
・ベンガル
上記の品種はよく鳴くといわれている猫種です。
シャムやベンガルは元々おしゃべりが好きな猫。飼い主さんが寂しくないくらいよく鳴き、よくおしゃべりしてくれる猫なのだそう。
ただシャムやベンガルは声も大きいのが特徴の猫です。
シャムやベンガルがいるととってもにぎやかなおうちになるかもしれませんね。
よく鳴く、声も大きい猫なので、飼育環境には少し気を付けましょう。
サイベリアンはあまり鳴かない猫と同じくおっとりした性格の猫です。
おっとりした性格ではありますが、遊び好きで飼い主さんによくお話しかけるのだとか。
猫のなかでは大きな体をしていますが、サイベリアンの声は小さめ。
◆育った環境
鳴くか鳴かないかは品種以外の要因ももちろん大きいです。
実は猫は生まれた環境と育った環境で『よく鳴く』ようになるか、『あまり鳴かない』かが決まるのです。
基本的に野良猫出身の猫はあまり『鳴かない』傾向にあります。
逆に生まれてすぐに人間に拾われ、長年人間と育ってきた猫は『よく鳴く』傾向あるのだそう。
外猫は基本的に鳴き声でなくボディランゲージや匂いなど、『鳴き声』という音ではないものを使ってコミュニケーションをとります。
外猫にとって大きな声で鳴くということは天敵に自分の居場所を知らせることになります。
『鳴き声をあげる』ということは危険を伴うことである、という刷り込みが外猫にはあるのです。
そのため、外猫歴が長い猫はあまり鳴く習慣がなく、『鳴かない猫』になっているようです。
逆に家猫はよくおしゃべりをする傾向にあります。
人間である飼い主さんには猫のコミュニケーションの一種である匂いやボディランゲージが通じません。
人間はちゃんと鳴かなくては猫の気持ちをわかってくれない存在なのです。
そのため家猫はよく鳴くようになったのだそう。
同じ猫種でも育った環境で『よく鳴く猫』『鳴かない猫』に変わるようです。
◆年齢
猫にもよりますが、年を取ると猫はよく鳴くようになると言います。
実際に我が家の猫も若い頃はまったく鳴きませんでしたが、15歳を過ぎた今は昔よりも鳴くようになりました。
猫は認知症が入ってくるとよく鳴くようになると言われています。
老猫になって急によく鳴くようになったら認知症になっている可能性もあるでしょう。
今までと違ったお世話も必要となります。
猫の症状で他に気になるものがあるようなら、一度病院で見てもらいましょう。
いかがでしたか?
猫がよく鳴くか、鳴かないかは品種と育ってきた環境が一番影響するようです。
もちろん、おしゃべりが大好きでよく鳴く猫も寡黙で静かなあまり鳴かない猫も、どちらも猫の愛すべき個性です。
あなたの猫はどちらのタイプの猫ですか?
猫の育ってきた環境等と合わせてこの傾向にあっているか考えてみてくださいね♪ 情報提供元: 猫壱