『猫エリア』を決めずに好きなようにおうちの中を猫に歩かせている方も多いのではないでしょうか。
猫の『お気に入り』の場所はあれど、自由に自宅を歩き回ることができると猫にとってはかなりストレスの発散にもなりとってもいいことです。
しかし、猫にお留守番をしてもらうときや猫を意識していないときに、猫が危険な目に遭ってしまう場所が自宅にもあるんです。
猫にお留守番をしてもらうとき、飼い主さんの注意や目が届かないときに猫がたち当たらない方がよい場所とはいったいどこなのでしょうか?
猫にとってちょっと危険な家のなかにある物や場所と理由をご紹介します。
◆お風呂場
おそらく気にして対策をされている方が多いと思いますが、お風呂場は猫にとってかなり危険ゾーン。
人間がお風呂に入っているときやそばにいるとき以外には猫を『近づけてはいけない場所』でもあります。
お風呂場の一番の危険は『浴槽』です。
お湯を抜いていれば問題ありませんが、蓋をしていても浴槽にお湯や水を張った状態で猫だけでお風呂場に出入りさせるのは絶対にやめましょう。
『蓋があるから猫が溺れることがない』『うちの猫が浴槽に落ちるわけがない』ということは絶対にありません。
蓋がズレ浴槽に落ち、一緒に猫が浴槽に落ちることはままあります。
そして蓋があったせい、浴槽から這い上がることができず蓋に巻き込まれ溺死してしまう猫も本当にいるんです。
どんなに猫の運動神経がよくても滑りやすい浴槽の縁で滑ってしまう猫は少なくなくありません。
そのまま浴槽に落ちたり、頭をどこかにうち気絶したまま浴槽に落ちとしまい、溺死してしまう猫も多いといわれています。
浴槽にお湯や水が張ってある場合にはドアを閉め、絶対に猫だけで自由にお風呂場へは出入りさせないようにしましょう。
またお湯が張っていなくても、お風呂場は人間の石鹸やシャンプー、洗剤などの『猫によくないもの』がおいてあったり、床などに残留しやすい場所でもあります。
間違って猫が洗剤などをなめてしまう可能性もあるため、お湯を抜いても張っていても、猫は風呂場には行かせないようにしておいた方が無難でしょう。
◆洗濯機
最近はあまり聞かなくなりましたが、子供がドラム型洗濯機の中に閉じ込められてしまい、亡くなってしまう事故をご存知ですか?
今は中から洗濯機が開くようになっていたり、チャイルドロックがついていたりしますが、悲しいことにそんな事故の件数はゼロではありません。
ドラム型洗濯機の閉じ込め事故は子供だけが被害者というわけではないんです。
猫も何かの拍子で洗濯機に入って出られなくなる事故や死亡事故もあるのだそう。
猫は人間と違い絶対に中からは扉を開けることができないため、何かの拍子で洗濯機のドアが閉まってしまったら、どうすることもできません。
また猫はドラム型洗濯機だけでなく昔ながらの縦型洗濯機の中にも入ることができます。
洗濯物が入っていて、ふわふわ、しかも適度に狭くてちょっと暗めの洗濯機は猫にとっては居心地の良さそうな場所に映るのでしょう。
人間の子供と違い猫は自分で洗濯機の扉を閉めることはできないので事故が起こる可能性は低いかもしれませんが、実際に猫の洗濯機事故はあるようなので、洗濯機の扉が『絶対に閉まらない』というわけではありません。
猫が洗濯機に閉じ込められてしまう可能性はゼロではないため、万が一のことを考え、猫をお留守番させる際やずっと見ていられないときには洗濯機に猫を近づけないようにした方が安全でしょう。
◆こたつ
寒い時期に活躍し、猫が大好きなこたつも『電源をオン』にしたまま猫をこたつに放置してしまうとちょっと危険。
経験があるかもしれませんが、猫は長時間こたつに入っていると焦げます。
こたつに入れていた洗濯物に引火して火事になってしまうことがあるように、猫がずっとこたつのヒーター近くにいると火傷をしてしまったり、引火してしまう事例もあるのだそう。
またこたつの中にずっといると脱水になる猫もかなり多く、こたつから這い出てきた猫が脱水と酸欠で動けなくなることもあると言います。
こたつのつけっぱなしは、猫がいるいない関係なく、火事にも繋がるためどちらにしても危険です。
お留守番させるときにはこたつはオフにしましょう!
また猫と一緒にいるときでも、油断は禁物です。
猫がこたつのなかでぐったりしていないか、適度に水分補給をさせつつしっかりと様子を見るようにしてくださいね。
あなたは注意できていましたか?
家にもある危険ゾーンをご紹介しましたが、あなたは対策をされていたでしょうか?
『今まで大丈夫だったから大丈夫』と思って対策をせずにいると後悔することになるかもしれません。
特にお風呂場や洗濯機は猫の死亡事故にも繋がる本当に危ない場所なので『大丈夫』と思わずしっかりと対策をしてくださいね。 情報提供元: 猫壱