冬の寒さが近づいてくると気になるのは猫のこと。
寒さに比較的弱い猫には冬はちょっと辛い時期のように感じます。
猫達に冬も快適に過ごしてもらうためにはいっいどこを気を付ければよいのでしょうか?
猫が寒がっているのかを見分ける方法から、猫の快適な温度、猫におすすめの暖かグッズまで、猫に気持ちよく冬を過ごしてもらうために知っておきたいことをご紹介します。
◆寒さ耐性は個体差がある
猫は寒さに弱いもの!と思っていますが、実はかなり個体差があるといわれています。
これまでの環境や性格、年齢でも寒さに強いか、弱いかが別れるのだそう。
中には寒さなんて気にしないくらい、寒さに強い猫もいるのだそう。
基本的には暖かいところで生まれた猫や原産地が暖かい地方の品種の猫は寒さに弱く、寒い地方原産の品種や雪国生まれの猫は寒さに強いと言われています。
また、若い猫は比較的寒さに強い傾向があり、シニア猫や子猫は寒さに弱いのだそう。
短毛や長毛など毛の長さでも猫の寒さに対する耐性は違うようです。
シニア猫や子猫の場合は『寒さに弱い』というわけではなく体温調節がうまくできないため寒さに弱いのかもしれませんね。
傾向はあるものの寒さに弱いか、強いかは本当に個体差が大きなものです。
冬を快適に過ごすためには猫が寒さに強いのか、弱いのかを知ることも大切です。
猫が寒がっていないか、思い込みではなく猫の様子をみながらきちんと把握するようにしましょう。
◆猫快適な温度とは?
猫が『快適だな』と感じる室温については実は諸説あり、かなり気温の幅があります。
猫の寒さに対する耐性に個体差があるため、猫にぴったりの室温というものの幅があるのかもしれませんね。
寒さに強い猫なら人間だとちょっと肌寒い18度くらいの気温を快適だと感じ、逆に寒さに弱い猫の場合は26度くらいから快適だと感じるのだそう。
本当にかなり幅があり、飼い猫が寒さに強いのか、弱いのかがわからなければ猫に快適な冬をプレゼントすることはできなさそうです。
まずは20度前後の室温で猫の様子を観察してみると猫が寒さに強いのか、飼い猫にとっての適温も分かりやすいかと思います。
室温20度で猫が寒がらないか、様子を確認してみましょう。
また室温だけでなく、猫には湿度も快適さに関わってきます。
猫はあまり湿度が高いといやがりますが、猫の体調面や皮膚のことを考えると湿度が低すぎるのも猫にはよくありません、らだいたい40~60%程度の湿度があると猫は快適に過ごせるのだそう。
加湿は人間にとってもよいものですし、気温が低くても加湿されていると温かく感じることもあります。
猫だけのためではなく、人間のためにも室温だけでなく、湿度も気にしてくださいね。
◆猫の冬の快適な寝床作り
猫は1日のほとんどを眠って過ごします。
そのため冬を快適に過ごしてもらうには冬に快適な寝床をつくってあげることも大切です。
特によく眠るシニア猫や子猫には暖かい快適なベッドスペースは必須!
猫がいつも眠っているお気に入りの寝床に毛布や暖かベッドなどを置いている方もいるかもしれませんね。
冬場の寝床は毛布なども必要ですが、場所取りが一番重要です。
暖かい空気は上の方にたまりやすい性質があり、冷たい空気は下にたまります。
また冬の窓際は冷たいすきま風や冷気がどうしても入り込むもの。
冬場の猫の寝床はなるべく床ではなくそれなりの高さがあり、窓から離れた場所にしましょう。
とはいっても、猫が窓際の床上で眠るのが好きならやめさせることはできません。
床暖房やホットカーペットを利用してもいいのですが、ホットカーペットは温度によってはまれに猫が低温やけどになることがあるようなので長時間の使用は避けた方がよいでしょう。
上にたまる暖かい空気が循環しやすいように扇風機やサーキュレーターを天井中央に向けて稼働させると、ホットカーペットや床暖房を使わなくても足元まで暖かい空気が回りやすくなります。
床にある猫の寝床も暖かくなるため猫には快適に過ごしてもらいやすくなります。
また寝床に湯タンポをおいてあげるのもオススメです。
湯タンポは徐々に温度が下がっていくため猫が低温やけどになる心配が少ない、猫にとって安心で、快適に過ごせる暖かグッズです♪
ちょっとおくだけでほんのり暖かくなるので冬も快適に乗り越えられるはずですよ。 情報提供元: 猫壱