なにか食べているわけでもないのに、猫が舌を出しっぱなしにしていることってありませんか?

舌を出しっぱなしにして口が半開きになっている『OFF顔』はいつ見ても可愛くて、みているだけでほっこりとした気持ちにさせてくれます。

普段は寝ているか、ピシッとしたしゃっきりした顔をしている猫が舌を出しっぱなしにしているギャップがたまりませんよね。



猫が舌を出しっぱなしにしているときは猫が私に気を許してくれている証拠なのだと思っているのですが、実際に猫が舌を出しっぱなしにしているときは、猫が私たちに気を許してくれている時なのでしょうか?



そもそも猫は『舌を出しっぱなしにする理由』とはなんなのでしょうか。

ただの舌のしまい忘れ?それともなにかメッセージが込められているのでしょうか?まさか病気が原因ということも…。



猫が舌を出しっぱなしにしている理由をご紹介します。



 

◆グルーミング


我が家の猫が舌を出しっぱなしにするときは『グルーミングの最中』が多いです。

我が家の猫はグルーミングをしている最中に他のことが気になって顔をあげたときやグルーミングの休憩中などに猫が舌を出しっぱなしにしているところをよく目撃するように思います。



猫はよくグルーミングをする動物です。

普通にグルーミングをしている程度では猫も舌が疲れてしまうことはありません。

しかしグルーミングに少し力が入ってしまいたくさん体をなめすぎるとさすがの猫も舌が疲れてしまうのだそう。

舌が疲れてしまったからちょっと休憩しよう!とグルーミングを中途半端に終わらせると舌が出っぱなしになってしまうことがるようです。



また、グルーミングの最中に何か他のことが気になったり、飼い主さんに名前を呼ばれたり…急にグルーミング以外のことに意識が向いたときに、舌を仕舞い忘れてしまうのだそう。



グルーミングは『舌』をよく使う行動なのでよく『舌』を出しっぱなしにしているところを見ることができるのかもしれませんね。



 

◆気の緩み






猫は元来とても臆病で警戒心の強い動物です。

基本的にはあまり猫がだらっとしている姿を飼い主さんに見せることはないかもしれません。

しかし猫の飼い主さんへの信頼度が高ければ高いほど、猫は飼い主さんの前でだらしない姿や格好でリラックスしてくれます。



舌を出しっぱなしにしているのも猫が飼い主さんに気を許して、体の力を抜いてリラックスしてくれている証拠です。

リラックスしすぎて、口を閉じるのも忘れちゃうのかもしれませんね。



猫が起きてるにも関わらず舌を出しっぱなしにしてボーッとしているときは、猫がかなり気を抜いている時です。

驚かしたり、無駄に構ったりはせずに、そっと見守りましょう。



 

◆品種


猫は元々、舌が出しっぱなしになりやすい動物です。

猫の顎が小さめなのにたいして、猫の舌は食事をするために小顔のわりに長くできています。

そのため顎のなかに舌が収まりづらく、猫の舌はでやすいようです。



どんな猫でも舌がでやすいのですが、中には舌が出っぱなしになりやすい品種の猫もいるのだそう。

ヒマラヤンやチンチラ、ペルシャなど鼻が引っ込んでいて扁平な顔の猫種ほど、舌はでやすいと言われています。

鼻が高い猫と比べると口の中が狭いのでしょうか。ヒマラヤンやペルシャなどは舌を仕舞うことができずによく舌が出てくるのです。



 

◆病気


猫がリラックスしているときやグルーミング中などに舌が出しっぱなしになっていることは割りとよくあること。

普通は舌が出ていることに猫が気がつけば、猫も舌を引っ込めます。



しかし、猫の舌がずーっと出しっぱなしになっていたり、猫がぐったりしているようであれば、『リラックスして舌を仕舞い忘れている』わけではありません。



何らかの病気の可能性があるので早めに病院を受診しましょう。





猫が舌を出すのは『気を許している』証拠

猫が病気の時は違いますが、グルーミングの最中に舌が出ていても、品種的な問題だったとしても、基本的には猫が飼い主さんの前でリラックスして気を緩めているときじゃないと猫は舌を出しっぱなしにすることはありません。

猫が舌を出しっぱなしにしてしまうのは、飼い主さんとの信頼関係がきちんと出来上がっている証拠でもあります。



猫が舌を出しっぱなしにしている姿は本当に可愛いらしいですが、理由を知るともっと愛しく思えてしまいます。



猫に舌を出しっぱなしにしてもらえるような、そんな関係を目指しましょう♪
情報提供元: 猫壱
記事名:「 ベロ、出しっぱなしですよ。猫が舌をしまい忘れちゃう4つの理由