突然の大きな物音。いきなりベランダに飛び込んできたカラス。完全室内で飼っていても、猫がいきなり驚いてパニックになることはあります。



パニックになった猫は要注意。パニックの原因が他のことでも、猫は目の前に飼い主さんがいると、パニックになった嫌な感情と飼い主さんを結びつけてしまうこともあるのです。



猫のパニックは猫にとっても飼い主にとってもとても危険。猫のパニック中はとにかく「目の前から姿を消す」ことが重要です。今回は興奮してパニック状態になった猫に対応する時のポイントをご紹介します。



 

■猫の命が危険な時




猫の頭にレジ袋が絡まっている場合など、放置して置くと猫の命が危険な場合は放っては置けません。



まず猫の全身をバスタオルをかぶせて包むように捕獲しましょう。そのままタオルに包んだ状態で(タオルを取ると引っ掻かれます)絡まったものを取り除いてあげてください。



処置が終わったらすぐに体を離してあげること。すぐに姿を消すはずですが、猫が落ち着くまで追いかけずに待ちましょう。



 

■猫が興奮して暴れている時






猫がパニックを起こしている時は、飼い主は別の部屋に避難して、猫が落ち着きを取り戻すまで待ちましょう。



ワンルームなどで、他に部屋がない場合はトイレにこもると良いでしょう。猫の様子が心配でも、しばらくは様子を伺わず、ドアを閉めてパニックが収まるまでじっと我慢するのがポイントです。



 

■猫をパニックにさせないために




猫のおもちゃもそうですが、猫が喜ぶ「レジ袋」などは放置して置くと危険です。猫は袋に頭を突っ込むのが大好き。特にレジ袋は混乱して暴れているうちに最悪の場合窒息する可能性があります。



猫の首輪にも注意して下さい。猫の首輪は犬の首輪と違って、どこかに引っかかるとわざと外れるようになっています。この猫専用のタイプを選んで下さい。



過去に犬タイプの首輪が原因で事故が起きたことがあるので、今は猫の首輪はほとんどが外れやすくなっています。外れやすいからと、外れにくい首輪にすると万が一の場合とても危険です。



 

■イベントに注意




私の住む地域では夏に街をねり歩く「阿波踊り」があります。とても大きな音で近くの道を大勢の人間が踊ります。我が家の猫はとても神経質なので、その日は早めに雨戸を閉めて防音対策をすることにしています。



その他、花火大会やリフォームの工事作業など、大きな物音は猫がパニックになる原因となります。あらかじめ対策を立てておくと良いでしょう。





いかがですか。窓辺で寝るのが好きなニャンコは、窓越しに野良猫の姿を見ただけでパニックになることもあるそうです。飼い主は外の猫や鳥が見えない工夫をすることも大切ですよね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 猫が興奮して大暴れ!パニック状態になった猫に対応する時のポイント