- 週間ランキング
ビックフットは「身長が2mを超える毛むくじゃらの猿人」だと考えられています。
「ゴリラと違って常に2足歩行している」のだとか。
では、現代でも目撃情報のあるビックフットは、実在の生物なのでしょうか?
科学技術が進んだ現代では、ほとんどの人が「作り話」か「見間違い」だと考えています。
仮に「見間違い」だとしたら、目撃者たちは一体何と勘違いしたのでしょうか?
フォクソン氏は、アメリカグマ(学名:Ursus americanus)をその候補に挙げました。
アメリカグマはアメリカに生息するクマ(体長140~200cm)であり、黒い被毛で覆われています。
2足歩行することもあるため、その時の様子が「ビックフット」に見間違えられた可能性があります。
彼はこの説を確かめるため、「ビックフットの目撃報告数」と「アメリカグマの個体数」を地域ごとに割り出しました。
そしてこれらの情報を各地域の人口と面積で調整すると、「アメリカグマの数とビックフットの目撃情報には強い相関がある」と判明しました。
州単位で考慮すると、平均してアメリカグマ900頭ごとにビックフット目撃情報が1件提出されると考えられるようです。
アメリカグマの個体数が多ければ多いほど、ビックフットの目撃情報も多くなるのです。
今回の分析結果は、「ビックフットの目撃情報はアメリカグマの見間違い」説を支持するものとなりました。
現代でも絶えない「UMA目撃報告」の謎が、徐々に紐解かれているのです。
もしかしたら、ビックフット以外のUMA目撃情報の件数も、既知の生物の個体数と相関があるかもしれません。
元論文
If it’s there, could it be a bear? https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2023.01.14.524058v1.full