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まるで凍ったような手を優しく温めてくれる「使い捨てカイロ」は、日本人にとってなじみ深いものです。
「通学や通勤で重宝している」という人も多いはず。
実は現在イギリスでは、使い捨てではない「充電式カイロ」に注目が集まっており、Amazonでも大人気です。
正式名称は「ハンドウォーマー」で、防寒製品を手掛けるOcoopa社の製品が代表的です。
このハンドウォーマーは手のひらサイズの暖房器具であり、充電しておくことで、スイッチひとつで瞬時に手を温めてくれます。
35℃から47℃までの3段階の温度設定が可能なので、状況に合わせて切り替えられるでしょう。
また、「Ocoopa ハンドウォーマー」には複数のバージョンが存在し、軽量タイプで4~8時間、大容量タイプで8~15時間温かさが持続します。
ちなみに日本で一般的な使い捨てカイロは40℃以上で10~14時間ほど持続するため、性能的に電動ハンドウォーマーと使い捨てカイロに大きな違いはありません。
それでもイギリス人にとってはこのデバイスが画期的なようで、「一番低い温度設定でも私の手を温めてくれる!」と絶賛されています。
使い捨てカイロに慣れた日本人にとって気になるのは、コストパフォーマンスでしょう。
Ocoopa ハンドウォーマーの軽量タイプは約3800円であり、使い捨てカイロなら150~200枚ほど購入できる計算になります。
またハンドウォーマーの本体費用とは別に、充電ごとに電気代がかかります。
長期的に使用できるメリットはありますが、この程度であれば、「使い捨て」という気軽さを重視する人も多いでしょう。
しかし、このハンドウォーマーには別の「人気の秘密」が隠されています。
それは、モバイルバッテリーとしても利用できるという点です。
スマホやタブレット機器が手放せない現代人にとって、外出時のモバイルバッテリーは安心を与えてくれるものです。
しかもOcoopa ハンドウォーマー(大容量タイプ)の容量は、一般的なモバイルバッテリーに劣らない10000mAhであり、いつでも電子機器の充電に利用できます。
手が冷たいときには「カイロ」として、スマホの充電が無くなったときには「モバイルバッテリー」として活躍するでしょう。
日本の使い捨てカイロは、体の様々な場所に貼ることもでき利便性が高いため、このハンドウォーマーが取って代わることはないでしょう。
しかし、常にモバイルバッテリーを持ち歩いていて、カイロは単純に手を温めるときだけ使うという人なら、まさに「どんな時も手放せない」アイテムになるかもしれません。
参考文献
How to Recharge Your Rechargeable Hand Warmer? https://www.ocoopa.com/blogs/ocoopa/how-to-recharge-your-rechargeable-hand-warmer Keep your hands warm and toasty: Amazon shoppers hail £22 rechargeable hand warmer a winter ‘game-changer’as UK temperatures drop https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-11649597/Amazon-shoppers-hail-22-rechargeable-hand-warmer-winter-game-changer-UK-temperatures-drop.html